年始に立てる今年の目標は、願望ではなく身の丈に合った目標を

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今年の目標

年の初めに今年の目標を立てる人は多いでしょう。
それは、ざっくりとした目標かもしれないし、緻密な目標かもしれない。

いずれにしても、「今年はこんな年にしたい!してみせよう!!」ということで目標を立てるわけですが、それ自体は悪いことではありません。

そうやってみんな目標を立てて、年末になると「やっぱりできなかったね…」ということになろうと、あるいは年頭に目標を立てたことすら忘れている、そんなことがあったとしても…。

でもせっかく目標を立てるなら、実行できた方がいいに決まっています。
それには、当たり前ですが実行可能な目標、そして等身大の身の丈に合った目標である必要があるでしょう。

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年始に立てる目標

一年の始まりは、新しい目標を立てるには適しています。
人間不思議と新年の始まりは妙に素直というか、改まった気分になるものだから、昨年、あるいは今までの(主に)失敗や出来なかったことを教訓に、新たな目標を立ててみたりします。

そうして立てた「新たな目標」を公表するか内に秘めておくかは人それぞれですが、周りに公表することで退路を断とうと自分を縛る人もいれば、一人静かに決意する人もいるでしょう。
最近はSNSの普及で、あまり深く考えることもなくFacebookなどに今年の目標を投稿し、「いいね!」を押し合ったり、コメントを残したりするライトな風潮も普通になってきました。

ところが、信用できるある調査によると、去年の年頭に立てた目標を達成できた人というのは、全体の1割にも満たないことが分かっています。
それどころか、最初の1か月でギブアップするならまだマシな方で、多くの人は1週間で諦めてしまうのだとか。

まぁ、そういった場合、どんだけ無理な目標だったのか?ということもありますが、もし、本人が真剣に立てた目標だった場合、失敗や挫折することで自分自身を傷つけ、更にはモチベーションを低下させることもあるというので侮れません。

つまり、無理な目標はかえって自分をダメにするということです。

履行可能な目標を

以下の文章はあるメールからの引用です。
書かれたのは大変立派な名のある方で、ご自身で会社を経営し、間違いなく成功している方です。
そういった方のありがたい「お言葉」なんですが、あなたはどう思いますか?

私は… … …

あけましておめでとうございます。
今年もよろしくお願いします。

もう1月〇日になりましたが、今年の目標は立てましたか?

—中略—

目標設定は本当に重要です。

—中略—

目標の正しい設定方法を知らないから、1年後に目標達成出来ていないという人がほとんどです。

—中略—

目標達成の三つのポイントは

・目標を正しく設定する
・設定した目標を忘れない
・日々、目標に対して行動する

です。

特に年始は、目標を立てるのに、大変適したタイミングです。

ここで、しっかりと時間を取って目標を書き出せるかで、1年後がまったく違ってきます。

目標を持つことはモチベーションの向上にもつながり、エネルギーにもなります。

2017年の目標を立ててその目標に向けて進んでいきましょう。

今年も云々かんぬん・・・

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そう、私の心には、まったく響きませんでした。

たしかに正しいことを言っているのでしょうが、こんなのはきれいごとです。
特に「目標達成の三つのポイント」について、「目標を正しく設定する」のはいいですが、何が正しいのでしょう?

何が正しいかは人それぞれですが、何より大切なのは「履行可能な目標」を立てることで、それが「目標を正しく」なのかもしれませんが、漠然とし過ぎています。
とにかく先述の通り、達成できずに失敗や挫折することでモチベーションさえ失いかねないのだから、目標の達成はとにかく大事なんです。

自分の身の丈に合った、履行可能な目標にしておかないと、恐らく目標は達成できません。

一日一日を頑張るだけ

年頭に立てる目標は、そのほとんどが「今年の目標」、つまり今年1年間に関する目標ですね。
そして、1年後の自分は「かく在りたい」と、今の自分より優れている姿を想定しているのです。
ここまで書いてきたものは、みなそれに該当するでしょう。

しかし、1年間の目標って…
私の場合、そもそもそれについて懐疑的だったりします。あんまり意味ないんじゃないかってね。

もちろん目標を立ててそれに向かって邁進するのは正しいことです。
しかし、1年間の目標って言われても、実際は難しいのではないでしょうか。

既に大きく成功して軌道に乗ってる人ならまだしも、中には明日何が起きるか分からない人だっているんだから、一概に1年間の目標って言われてもねぇ、万人には該当しないというか、場合によっては非現実的だったりします。

そういった場合、目標というより「こうなれたらいいなぁ…」くらいの、ただの願望に終始しかねません。
なぜなら、「目標」というからには、現状より上を目指すわけですから。

ということは、相当無理をする、自分に負荷をかける、そういうことになります。
しかし、それが失敗や挫折の他ならぬ原因なのではないでしょうか。

こうなると、今年1年頑張って年末にどうなっているか?なんてことより、今日一日頑張れたかどうかの方が大事だと思うのですがいかがでしょう?

なぜなら、1年後なんていうのは、今日、今日、今日…の積み重ねですから。
1年たったら急にあり得ないほどの自分になってた!なんてことはそれこそあり得ないんですね。

だから毎日自分にどれくらいの負荷をかけ、どれほどの上澄みが見込めるのか…? という話。
1年後を見据えるより、せいぜい1か月先、私なら自慢じゃありませんが1週間くらいしか先など見えません。

だから、たとえば今年の目標を立てるなら、「毎日ちょっとずつ自分に負荷をかけ、わずかの上澄みでも良しとする」といった程度の可愛い(それでも難しい)目標であるべきなんです。

「今日は何とかなったから、明日もこの調子で!」
「今週は何とかなったから、来週もこの調子で!」

こんな感じでしょうか。
それでも毎日欠かさず上澄みを確保いくのは容易ではないはずだから、それなりに日々負荷がかかるでしょう。
だから毎日、一日一日を頑張るしかないわけです。

目標なんてものは、

1年後より1ヶ月後、
1ヶ月後より1週間後、
1週間後より今日、明日

そういう方が断然達成しやすいと思いますが、いかがでしょうか?

まとめ

年始・年頭の目標は、履行可能な自分の身の丈に合ったもの、そうでないと目標ではなく、ただの願望に終始します。
ただの願望では絵空事と何も変わりません。
もしも目標を立てるなら、1年後もいいけれど、その前に毎日毎日の積み重ねである1年を考えてみませんか?

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