仕事ができるかどうかは机の上で判断される!?その真偽や如何に

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机の上,整理整頓

「仕事ができるかどうかは、その人の机の上を見ればわかる」

なんて言いますよね。

机の上がいつもキレイに整頓されている人は仕事ができて、逆に机の上がいつも散らかっているような人は仕事ができない、といったようなことを指します。
まぁ、それが必ずしも正しいかどうかは別として、何んとなく言わんとすることは分かりますよね。

ところで、あなたの机の上はどうですか?整頓されていますか?

私の机の上は… というと、どうでしょう、そう極端に散らかってもいないけれど、整頓されてるともいえないような(笑)

で、まぁ、今日は、机の上を整理整頓しましょうという話ではなく、なぜ、机の上が整理整頓されているか否かで仕事が出来る・出来ないといった印象を持たれるのか?といったあたりを考察します。

さらに、整理整頓が苦手な人が疑うべき「注意欠陥多同性障害」にも少々触れてみましょう。

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机上の整頓具合と仕事の出来る出来ないの相関関係

机の上がいつもキレイに整頓されている人は仕事ができて、逆に机の上がいつも散らかっている人は仕事ができない。

そんな風に言われる所以は、実際の机の上の状態が直接仕事の出来る出来ないに関係しているのではなく、言うなれば机の上の状態にその人の几帳面さが反映されているということを表しています。

そして、几帳面な性格は、少なからず仕事のクオリティーに影響していることが多いので、周囲にそういった印象を抱かせるんですね。

実際、机の上に不要なものを一切置かない人、あるいは多少何か物が置いてあってもきちんと整頓されている人は、総じて几帳面で、たいていの場合は仕事が丁寧。
そこから派生して、「机の上がキレイな人は仕事ができる」という評価につながるわけです。

対して、机の上が雑然としていても気にならない人や、何か物を探すのも困難なほど書類が山積みだったり散らかっている人は、まかり間違っても几帳面とは言えず、概ね大雑把というか「ずぼらな性格」の人が多いでしょう。
そうすると、周りに与える印象は・・・
「何事も雑」→ よって「仕事も雑(に違いない)」というもの。

しかし、実際はそうとも言い切れなくて、机の上が雑然としていても仕事が出来る人はいくらでもいるし、机の上がいくらキレイでもお世辞にも仕事ができるとは言えない人だっています。

つまり、整理整頓する能力と、仕事が出来る・出来ないには相関関係はないといえるんですね。

良くも悪くもイメージが形づくられる原因

では、なぜ、机がキレイ=仕事ができて、机が雑然=仕事ができない、という印象につながるのか…?

それは、こういうことです。

例えば仕事は出来るんだけど、机の上はいつも雑然、朝一に事務員さんが机の上を拭こうと思っても、拭くところがないほど散らかっている。

こういった状態だと、誰にしても少なからず良い印象は抱きません。仮にきれいなオフィスであっても、その一か所のせいで台無しです。

こういったことが潜在意識に作用して…

雑然として散らかった机
 ↓
ずぼらでいい加減な性格
 ↓
仕事も恐らくいい加減

といった印象につながり、芳しくないイメージが形づくられていくわけです。

結局のところ、他人に対する評価などというものは、その人が好ましい特徴を持っているか否かによって左右されるんですね。

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今回の例でいえば、机の上がいつも生理整頓されている人は、それだけで好感度がアップします。そうすると、他の事柄についても、最初からプラスの評価が下されやすい。

対して、机の上が雑然とした人はそれだけで好感度はマイナス。結果、他の事柄全てにおいて、実際はそうじゃないかもしれないのに、最初からマイナスの評価が下されやすい。

つまり、他人の評価の根源は、その人の持つ「ある特徴」によるところが大きいんです。

その特徴がポジティブなものであれば、他の要素や、あるいは全体的評価まで、ポジティブなものに引き上げられ、逆にネガティブな特徴を持っていると、他の要素すべてが引きずられるようにネガティブなものになってしまう…。

たかが、机の上が整頓されているかどうかだけの話なのに、仕事はおろか、その人の評価全体にまで影響することがあるなんて、怖いことですよね。
「そんな大げさな…」って思うかもしれませんが、一見些細なことのように思えても人の心理とは実際そういうものです。
下らないことで自らの評価を下げることのないよう、気を付けるに越したことはありません。

また、ここまでは机の上の話でしたが、今はほとんどの人がもう一つ机を持っていますよね?
そう、パソコンのデスクトップです。

パソコンの方が人に見られる機会は少ないものの、見られればやはり同じ印象を与えてしまいます。
特に、仕事に直結するパソコンの場合、デスクトップがぐちゃぐちゃだと、本当に仕事ができない奴だと思われる可能性大です。

何事も整理整頓、事実、その方が能率も上がるはずですから。

整頓が苦手なあなたは注意欠陥多同性障害かも!?

さて、ここまで机の上の整理整頓が及ぼすイメージ(というよりダメージ)や評価について記してきましたが、そもそも整理整頓がどうにも苦手という人もいるでしょう。

整理整頓は几帳面さによるところも大きいのですが、机の上はおろか、身の回りのものさえうまく片付けられないという場合、「注意欠陥多同性障害(ADHD)」と呼ばれる中枢神経の機能障害に起因するケースが報告されています。
こうなるともう几帳面とは別の話になりますので注意が必要です。

注意欠陥多同性障害なんて、あまり聞き慣れない言葉だと思いますが、「片づけられない」「段取りが組めない」「優先順位がつけられない」というあなたは要チェックです。
症状に深刻さを感じたなら、専門医に診断してもらうのも一つの解決策でしょう。

また、この機能障害は、環境に対する適応がうまくコントロールできないことから、「落ち着きがない」「気が散りやすい」「情緒不安定になりやすい」などの症状を呈します。
先ほどの「片づけられない」「段取りが組めない」「優先順位がつけられない」の他に、気が散りやすかったり情緒が不安定になることが度々あるなら、本気で疑ってみる必要があるかもしれません。
一応、扱いは精神科になりますが、治療法もあるし、そう深刻にならずに早めに受診してみるといいでしょう。

もっとも、ただ大雑把で「ずぼらな性格」というだけかもしれないので、整理整頓が苦手だからといって、必ずしも注意欠陥多同性障害ということはありません。
念のため、そういう事例もあるよ、という話です。
整理整頓ができなくても、普通はただ片付けが嫌いだったり苦手だったりするだけという人がほとんどだと思うので。

まとめ

机の上が生理整頓されていることと、仕事が出来る・出来ないには相関関係はありません。
とはいえ、そのように見られがちなのもたしか。
印象は良い方がいいに決まっているので、できれば机の上や身の回りはいつもキレイにしておきたいものです。

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