集中力がない?勉強しても途中で挫折してしまうときの対処法4つ
「目標を決めて勉強を始めても、すぐに挫折してしまう」と悩んでいませんか?
そんなときついつい、「自分には集中力がないのだろうか」「自分は勉強に向いていないのだろうか」と落ち込んでしまいますよね。
でも、あなたが途中で挫折してしまうのには、ちゃんと理由があります。
そこで今回は、挫折をしてしまう理由と、目標を決めて勉強する時に挫折しないための、4つの対処法をご紹介します。
1、勉強時間を目標にしない
「1日30分勉強」というような目標を、掲げていませんか?
挫折しやすい人に限って、勉強の「時間」を目標にしてしまいがちですが、これは、勉強がうまくいかない典型です。
「1日30分」と決めてしまうと、集中できてもできなくても、時間が経つだけで達成できてしまうため、勉強内容が頭に入らずに、ついつい貴重な30分間をダラダラと過ごしてしまいがちです。
そこで、目標は、時間ではなく、内容で設定するようにしましょう。
「何ページまで覚える」
「何ページまで書き取りする」などです。
その時に、あなたの理想が30分なのであれば、大体30分ぐらいで終わりそうな内容を、ノルマとして目標に設定すればいいんです。
30分で終わらなければ、何かダラダラしていたり、集中力が途切れてしまったのが原因ですから、次回からはその点を改善していけば少しずつ良くなっていきます。
また反対に、かなり集中できて15分ぐらいで終わったときは、残り15分は遊んだりしてもかまいません。
目標は、内容で設定するようにしましょう。
2、目標は細切れにする
「集中力が1時間も続かない!」と悩んでいませんか?
そういうときは、5分ごと、10分ごとに、勉強内容を区切ってみましょう。
例えば、1日10個の英単語を、約1時間で覚えるとします。
このとき、挫折しやすい人というのは、勉強机に向かって「さあ勉強しよう」と思っても、なかなか集中力が続きません。
10個の内、3つ目くらいで疲れてしまい、「もういいや」となってしまうんです。
そのため、「1回の勉強で10個」と決めるのではなく、「トイレで2個、通勤の電車で3個、休み時間で3個、・・・」というように、目標の内容を、細かく分けるようにしてみましょう。
このようにしておけば、トイレや休み時間など、細切れの時間のときに、ほんの少しだけ集中して行なえばよいのですから、集中しやすくなりますよ!
勉強をいつやるのか
また、目標が「1日10個」だけでは「いつやるのか」が明確になっていないですよね。そのため、ついつい「いつでもできる」「あとでやろう」と考えてしまいがちです。
「結局夜まで勉強できなかった」という経験は、あなたにもあるのではないでしょうか。
でも、先ほどご紹介したように、「トイレで2個」と決めておけば、たとえ、疲れて勉強机に向かえなかったときでも、少なくとも、トイレで覚えた分は達成できているわけです。
また、例えば10個の単語を覚えるのに1時間かかる場合、1時間分の時間が確保できないと、それだけでモチベーションが下がってしまいますよね。
勉強時間を1時間確保する、というのは、慣れないうちは結構大変です。
でも、細切れの5分くらいの時間なら、何とか確保できそうだと思いませんか?
例えば私の場合は、「毎日午前中に記事を1つ書く」という目標を決めています。
しかし、全く手付かずの状態で11時を迎えてしまうと、そこから集中して午前中に仕上げる、というのはかなり難しいです。
ですので私は、起きてすぐのコーヒーの時間や、朝食後の時間、トイレにいる時間など、細切れの時間に数百字ずつ書き進める、というやり方で、現在もこの記事を書いています。
私自身も挫折しやすいタイプですが、1回ごとのストレスが少ないので、何とか毎日継続できている、というわけです。
もしもあなたが「挫折しやすい」という自覚があるなら、できるだけ、目標の内容を細かく分けて、細切れの時間で、少しずつ、取り組むようにしてみてください。
3、長期目標と短期目標の両方を設定する
「3ヶ月以内に問題集を終わらせる」のような目標を設定していないでしょうか。
こういう目標も、挫折しやすい典型だと言えます。
3ヶ月の間、何が起こるかわかりませんし、1ヶ月ぐらいでペースが落ちてきてしまったときに、「3ヶ月あるからまあいや」と、目標を修正せずに放置してしまうことがあるからです。
もちろん、3ヶ月という長期目標も大切ですが、これは一旦脇において、2週間から3週間ぐらいの短い期間の目標を、設定するようにしてみましょう。
普段の勉強では、この短期目標がメインになります。
もしも3ヶ月で100ページなら、1日1.1ページですから、週8ページです。週8ページなら、かなり現実的で、ゴールも見えやすくなると思いませんか?
慣れないうちは、1週間程度の短い期間の目標を、必ず立てるようにしましょう。
1週間ごとの目標がある程度継続して達成できるようになれば、1ヶ月先、3ヶ月先を見据えて、少しずつ長い目標にしていけば、挫折しにくくなりますよ!
4、ビハインドは考えない
挫折しやすい人の多くは、「ビハインド(目標に対する遅れ)を考えてしまう」という傾向があります。
前項の「単語1日10個」の例で言うと、「今日は5個しかできなかった。だから明日は15個やらないといけない」と考えてしまう、ということです。
あなたにも、そんな経験はありませんか?
しかし、この発想をすると、かなりの高確率で勉強は挫折してしまいます。
10個をやるだけでも大変なのに、翌日それが15に増えてしまったら、やる気を維持するのは難しいです。
もちろん、自分に負荷をかけるのは、目標達成のためには大切なことですが、挫折しやすい人は、負荷をかけすぎてしまうと逆効果です。
たとえ今日、目標の10個が達成できなくても、あまり落ち込まずに、「今日の問題点を改善して、明日はちゃんと10個やろう」と考えればいいんです。
毎日の10個がストレスなくできるようになれば、その時改めて、目標の数を増やしてみたり、できなかった日の翌日は多めにやったりと、少しずつステップアップしていきましょう。
ただし、「目標1日10個」と決めているのに、5個しかできない日が続いているような場合は、注意が必要です。
そういうときは、目標設定に問題があるかもしれませんので、「1日7個の方が、続けやすいかも」など、定期的に目標を見直すようにしてください。
まとめ
いかがでしたか。
今回は、目標を掲げても挫折してしまう時の対処法として、
1.勉強時間を目標にしない
2.目標は細切れにする
3.長期目標と短期目標の両方を設定する
4.ビハインドは考えない
の4点をご紹介しました。
挫折しやすい人の多くは、現実から遠く離れた、高すぎる目標を設定してしまう傾向があります。
高く設定した目標を達成できない状態が続くと、落ち込んだり、自分を責めたりしてしまうため、次もまた挫折する、という悪循環に陥ってしまうんです。
なので、以上をまとめると、「できそうだけど、今できていない」というくらいのラインを目標に設定するのが、結局のところ一番ちょうどいい、ということです。
焦らずに、できることから、少しずつ取り組んでいくようにしてくださいね!
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