海外旅行で友人と喧嘩になるのはなぜ?別々の部屋を予約すべき理由
友人との初めての海外旅行を目前に控え、
「旅行の間ずっと一緒にいたら、喧嘩をしてしまわないかしら」と、心配になっていませんか。
特に女子同士の場合、友人との海外旅行で、喧嘩をしてしまうケースが非常に多いんです。
せっかく大枚はたいて旅行へ行くのに、喧嘩でずっと気まずかった、なんていう状況は避けたいところですよね。
そこで今回は、海外旅行先で友人と喧嘩になりやすい理由と、その対処法についてご紹介していきます。
友人は家族ではない
まず初めに、覚えておかなければならないのは、「友人は家族ではない」ということです。
家族であれば、旅行先で多少のいざこざがあっても、家に戻って毎日顔を合わせているうちに、自然と関係は修復できるものです。
そのため、家族間では、旅行中の喧嘩が深刻になるケースはほとんどありません。
しかし、友人の場合は、そうはいきません。一度関係が崩れてしまうと、帰国後の修復が困難です。
あなたは友人のことをすべて知っているわけではない
なぜならあなたは、友人のほんの一面しか知らないからです。
「3年間部活で苦楽を共にした」「中学からの親友」といった間柄かもしれません。
しかし、そうだったとしても、所詮は部活や学校だけの付き合いです。生まれてからずっと一緒にいる家族とは根本的に違います。
友人が実はどういう性格で、どういう点があなたとぶつかるのか、これは実際に旅行をしてみないと分かりません。
ですので、友人と旅行へ行く際は…
「友人は家族ではない。自分は友人のほんの一面しか知らない。」この点を、よく認識しておく必要があります。
絶交のリスクも想定しておく
そして、喧嘩がエスカレートしてしまった場合、「帰国後、絶交状態になる」という悲しい事態も十分にあり得ます。
何しろ、一昔前まで「成田離婚」という言葉があったくらいです。
成田離婚とは、新婚旅行に出かけたカップルが、旅先で喧嘩をして、帰国した成田空港で離婚してしまうケースのことです。
この「成田離婚」という言葉は、「他人同士が一緒に旅行することが、いかに難しいか」ということを如実に示しています。
これらを踏まえた上で、あなたが旅行前に友人と必ず打ち合わせをしておくべき、2つの最も基本となるポイントについてご紹介していきます。
「移動派」と「滞在派」、あなたはどっち?
海外旅行をするとき、人は移動派と滞在派の2つに分かれます。
移動派は、「旅先では毎日アクティブに動きたい」と考え、例えば3泊4日のスケジュールで、都市を4つも5つも回る、というのが好きなタイプです。
一方、滞在派は、同じく3泊4日の間に、訪問するのはせいぜい1都市から2都市に押さえておいて、その都市の中でをゆっくり滞在を楽しみたい、というタイプです。
友人の旅のタイプを事前に把握しておく
あなたと友人は、「移動派」か「滞在派」か。最低限、この点だけは、必ず事前に打ち合わせをしておくようにしましょう。
例えば、海外旅行に女子2人だけで行く場合、片方が移動派で、もう片方が滞在派だと、旅行中、かなりの高確率で深刻な喧嘩になります。
したがって、タイプが分かれてしまった場合、残念ですが一緒に旅行をすべきではないでしょう。
あなたと友人が「移動派」と「滞在派」のどちらに属しているのか、事前にしっかり把握しておくようにしたいものです。
部屋は人数分予約する
グループ旅行で、代理店を通してホテルを手配する場合、グループ全員が大部屋でひと部屋にされることがありますが、これはNGです。
そのため、例えば2人旅の場合は、1人1部屋ずつ、2部屋を予約してもらうようにしましょう。
「でも、どうせ夜は一緒に寝るし、部屋代が1つ分ムダになるんじゃないの?」と思うかもしれませんが、これはいわば、喧嘩をしたときのための「保険」です。
2人が朝まで仲良く盛り上がっていれば、それに越したことはありませんから、一緒に寝れば済む話です。
喧嘩をすることが前提
友人との海外旅行では、喧嘩が起きることを前提にして考えなければなりません。
つまり、「もしも喧嘩をしたらこうする」という予防策を事前に講じておく、ということです。
同じ部屋で深刻な喧嘩をしてしまった場合、朝起きて、「相手の顔見るのもイヤ」という状態になってしまうのは、はっきり言って「地獄」です。
部屋を別にしておけば、「万が一喧嘩になったら、寝るときは別々の部屋で寝られる」という保険になり、このことが、お互いの安心感にもつながります。
もしも仮に、旅先で本当に喧嘩をしてしまっても、寝室が別であれば、お互いがワンクッション置くことができ、翌朝に仲直りすることも十分可能です。
2人旅なら2部屋、3人旅なら3部屋、というように、必ず人数分の部屋を予約しておくようにしましょう。
まとめ
いかがでしたか。
今回は、友人と海外旅行に行くときの心構えとして、
●友人は家族ではない。
●一度絶交状態になったら、修復できない恐れがある。
の2つのポイントをご紹介しました。
そして、こうした旅先でのトラブルを未然に防ぐために、
●あなたと友人が、「移動派」か「滞在派」かで一致しているかどうか。
もしも不一致なら、一緒に旅行は難しい。
●万が一、喧嘩になることを想定して、部屋は人数分予約しておく。
この2点について、お互いが事前によく相談しておかなければなりません。
せっかく大金を使って大切な友人と旅行に行くのですから、「旅行が原因で絶交してしまう」という悲しい事態は避けなければなりません。
また、もしも「喧嘩するかも」という不安材料があるなら、「いっそのこと旅行には行かない」という選択肢も想定しておきましょう。
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