微レ存とは?○○の可能性が微レ存…という流行語の意味と使い方
「微レ存」という言葉をご存知でしょうか。
ネット上で見かけたことはあっても、カタカナと漢字が入り混じっていて、「意味不明だし、そもそもどうやって読むの?」…って感じですよね。
そこで今回は、近年ネット上で急速に流行している「微レ存」というキーワードと、その読み方や由来、使い方などについてご紹介していきます!
読み方は?
これは、そのまま続けて、微レ存(びれぞん)と読みます。
微レ存(びれぞん)…なんだか、フランス語っぽくて、きれいな響きですよね。
漢文説?
かつて、「微レ存(びれぞん)」の読み方が、まだ一般に知られていなかった頃…
「一体何と読むのか」ということが話題になったことがありました。
「レ」は漢文の時に使う「レ点」ではないか?…という珍説(?)が浮上したこともあります。
もしも「レ点説」が正しいとすると、漢文のレ点は、ひとつ前の文字に返って読むというルールですから、「微レ存」は、「存微」で、「ゾンビ」。
つまり、「微レ存はゾンビと読む」
なんていう説が、広まったこともありました。
でも、これは完全にただの俗説で、「ゾンビ」と読むのではなく、そのまま「微レ存(びれぞん)」と読みます。
何の略なの?
微レ存とは、「微粒子レベルで存在している」を略したものです。
微:微粒子
レ:レベルで
存:存在している
…というわけです。
ですので、「微レ存(びれぞん)」という言葉がいきなり世に出たわけではなく…
まずはじめに流行していたのは、「微粒子レベルで存在している」というフレーズの方なんです。
「微粒子レベル」なんていうのは、本来、物理学や細胞学などで使用される用語なんですが、それを「あえて日常会話で使うのが面白い」とネットユーザーたちに受け入れられ…
「微粒子レベルで存在している」というフレーズは、一躍流行語となりました。
そして、「微粒子レベルで存在している」と、毎度毎度書くのは、「さすがに長い」ということで…
これの頭文字(?)を取って、短縮されたものが「微レ存(びれぞん)」…というわけです。
どういう意味?
でも、日常会話で「微粒子レベル」って…
一体、どういう文脈で使うんだ??って思いますよね。
本当、何から何まで謎めいた流行語です。笑
「微レ存(びれぞん)」=「微粒子レベルで存在している」というのは、つまり…
「なくはない。ちょっとだけある。」
…という意味です。
要は、「少ないけど、ゼロではない」ことを強調したフレーズ…ってことです。
では次に、実際の文章で、その具体的な使い方について見ていきましょう。
使い方は?
SNSなどでの投稿を見ると、次のような用法が見られます。
(=起きれる可能性はほとんどない。)
※あえて「ら抜き」表現にしています。笑
●歌の動画upしました!声高すぎて聞き取れない可能性が、微レ存。
(=ひょっとしたら聞き取れないかも)
●予定表作成。初日の朝は予定通りに行かない可能性が微レ存。
(=ひょっとしたら予定通りにはいかないかも)
…いかがでしょう。なんとなく、ニュアンスは分かりますよね。
「可能性が微レ存」
こうしてみると、多くの場合、「可能性が…」という枕詞が付いていますね。
「○○の可能性が微レ存」
↓
○○の可能性は、ゼロではないが、確実に存在している
↓
「ひょっとしたら、○○かもしれない」
…というような意味に取っておけば、ほぼ正解です。
「ひょっとしたら、○○かも」とそのまま言うよりも、なんだか独特のコミカルな雰囲気が出ていますよね。
「可能性が微レ存。」と言ってみよう
例えば、あなたが明日、待ち合わせをしていて、「寝坊するかもしれない」と言いたい時は…
「起きれない可能性が微レ存」
…という文章になります。(なんだか本当に漢文の勉強みたい?)
変換がめんどくさい…
でも、いざ実際に「微レ存」という言葉を使おうと思っても…
「漢字とカタカナが混ざっていたら、変換するのが面倒なんじゃないの?」…って、思いますよね。
しかし、この点は心配ありません。
現在の予測変換機能は、随時オンラインでアップデートされていますから、流行語となっているものは、自動的に変換の候補に加わっていく仕組みになっています。
また、ブラウザの検索欄に書き込む時も同様です。
ためしに、パソコンやスマホの検索窓に「びれ」と2文字入力してみてください。
自動的に「微レ存」という言葉が表示されるのではないでしょうか。
つまり「微レ存」は、それほど流行している…ってことなんです。
まとめ
いかがでしたか。
今回は、SNSなどを中心に急速に普及が進んでいる流行語「微レ存(びれぞん)」についてご紹介してきました。
「ひょっとしたら、○○かも…」
↓
「○○の可能性が微レ存」
というニュアンスで使うのがポイントです。
もしも、あなたが今後「うまくいきそうですか?」というような質問をされて、100%の自信がないような時は…
「失敗する可能性が微レ存」と、回答してみましょう!
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