手作りのプレゼントをもらってモヤモヤする3つの理由と対処法
お世話になっている友人やママ友に、「手作りのものをプレゼントしよう」と考えていませんか。
一般に手作りの品というと、「心がこもっている、日頃の感謝の思いが伝わる」など、良いイメージで捉えられがちです。
しかし…
実は手作り品は、数あるプレゼントの中でも最も「モヤモヤ」が生じやすいものの一つなんです。
そのため、手作り品をプレゼントするにあたっては、「受け取る側が感じるモヤモヤ」についてよく知っておく必要があります。
今回は、手作りのプレゼントを受け取る側がモヤモヤしてしまう3つの理由についてご紹介していきます。
1.お返しがしにくい
手作り品のプレゼントを受け取ってモヤモヤしてしまう最大の理由は、「お返しがしにくい」ことです。
プレゼントにはお返しがつきものですが、相場的には、一般に「もらったものと同等品か少し上のもの」というのが通例です。
例えば、あなたが友人から1,000円相当のプレゼントをもらったとしたら、お返しはだいたい1,000~1,200円程度が目安。
一般に、人からプレゼントを受け取ると、「大体いくらくらいのものなのか…」考えますよね。
それは、お返しをしなければ…と思うからです。
手作り品のお返しは難しい
しかし、これがもし「手作り品」となると、話は少しややこしくなります。
なぜなら、手作り品には値段がないからです。
たとえば、あなたがママ友に手縫いのクッションをプレゼントするとします。
この場合、クッションの生地や綿の量などを考えれば、大体の材料費は計算できますよね。
しかし、問題は「手間」、つまり労力です。
パパっと手軽に作ったものなのか、それとも何日もかけて一生懸命作ったものなのか、品物を見ただけではわかりませんよね。
こうなると、「作るためにどれくらいの労力がかかったのか」という点について、お互いが気を遣うことになります。
2.もらった側は負担になる
もしも「丸三日かけて一生懸命作った」ようなものを渡してしまうと、相手によっては、その気持ちが逆に負担になる場合があります。
「えっ、そこまで一生懸命作ってくれなくてもよかったのに…」ってなもんです。
相手との関係性は重要
そのため、手作りの品を渡すときは、
・お互いに気心の知れた関係
・お互いに返礼を求めない関係
といった、ある程度限定されたシチュエーションになります。
そこまで仲良くもない人に手作り品を渡してしまうと、無駄なモヤモヤが生じる恐れがある…ということなんです。
3.断りにくい
手作り品をプレゼントされるもう一つの問題は、「断りにくい」という点です。
例えば、
「お古の小物入れをたくさんもらったから一つあげるよ」と言われるのと…
「手作りの小物入れを作ってるから、できたら一つあげるよ」と言われるのとでは、どちらの方が受け取りやすく、断りやすいでしょうか。
これは明らかに、前者の「たくさんあるから一つあげる」の方ですよね。
気持ちが楽になる
「たくさんあるからあげる・もういらないからあげる」
と言われると、もらう方にしても気持ちはかなり楽になります。また、必要でなければ「いらない」と断るのも容易です。
しかし、ものが手作り品だとそうはいきません。
手作りの品をもらう方は、「なんだかとても重要なものをプレゼントされたような気持ち」になります。
そして、内心…「えっ、別にいらないし、それにわざわざ作ってもらうのも悪いし…」と思ったとしても、なかなか断りにくいものなんです。
お礼を期待しない
しかし、どうしても「手作りを渡さなければならない」というシチュエーションもあるでしょう。
そのときに最も重要なのは、お礼を期待しないことです。
手作り品を作る人の多くは、「わざわざ私のために作ってくれたのね、ありがとう!」というリアクションを期待してしまうものです。
もちろん、そういう期待通りのリアクションをしてくれる人もいますが、世の中には手作りの品をもらっても、あまり嬉しそうな顔をしてくれない人も少なくありません。
こうなると、作った側も、「せっかく作ったのに…何なの?その態度!?」というモヤモヤが生じるでしょう。
このように手作り品は、渡す方も、もらう方も、モヤモヤがつきものなんです。
手作りの品を渡すときは、「感謝のリアクションは期待しない」という心づもりがとても重要です。
まとめ
いかがでしたか。
今回は、手作りのプレゼントをもらった側がモヤモヤしてしまう理由として…
●お礼を返しにくい
●負担になる
●断りにくい
という三つのポイントについてご紹介してきました。
これらをまとめると、やはり手づくりのプレゼントは、ある程度親しい仲に限られます。
そこまで親しくもない、例えばママ友やバイト先の友人などに手作り品を渡してしまうと、お互いに無駄なモヤモヤが生じやすいので、その辺りの機微は心得ておきましょう。
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