自称節約家はただケチなだけ?自称節約家に共通する4つの特徴
あなたの周りに、「自称節約家」と呼ばれている人はいませんか。
「節約」という言葉は、本来良い意味なのですが、世の中には「節約しているつもりなんだけど、ちょっとポイントがずれている」という人がいます。
今回は、そんな「自称節約家」に共通する4つの特徴をご紹介します。
1.お金が貯まっていない
なぜ、節約するのか?
それは、支出を抑えて貯蓄を増やすためです。
節約に徹した結果、ちゃんとお金が貯まっているなら、その人は立派な「節約家」です。
しかし、「自称節約家」の人は、確かに支出を抑えているように見えるものの…
実際に貯蓄が増えているか?というと、なんとも心許ないのが現実です。
つまり、節約のポイントがどこかずれてしまっていて、余分な出費がかさんでいるのかもしれません。
そのためお金が貯まらないのでしょう。
こういうタイプは、節約家というより、「自称節約家」なんて呼ばれてしまうわけです。
2.分不相応なローンを組んでいる
自称節約家の人たちに共通する最大の特徴は、「分不相応なローンを組んでいる」という点です。
これの最も典型的な例は、「新車のローン」でしょう。
車種にもよりますが、新車は人生の中でも大きな買い物の一つです。
本気で「節約したい」という思いがあるのなら、まずはこうした大きな買い物に対して慎重になる必要があります。
節約させられているだけ
それが証拠に、もしも分不相応な新車のローンを組むとどうなるでしょう。
おそらくは収支のバランスが崩れます。
なぜなら、入ってくるお金はそう簡単に増えませんが、出ていくお金はローンの支払い分だけ確実に増えますからね。
結果、節約せざるを得ない…。
本人は毎月の限られた収入の中でうまくやっているつもりでも、それはただ単にローンを支払うために節約させられているだけ。
そんなものは節約ではなくやりくりに過ぎません。
節約という観点で現実を見据えるなら、中古の軽自動車でも買った方がよほど理に適っています。
だってそう思いませんか?
それこそ車種によりますが、新車の頭金だけで買えてしまう中古の軽などいくらでもあります。
結局は新車が欲しかっただけ。
そのローンのために節約を強いられているにすぎず、これをして節約家とは言えないんですね。
やはりただの「自称節約家」にすぎません。
3.ローンがあるのに貯金しようとする
「借金して、貯金する」というのは、昔からお金が貯まらない人の典型です。
例えば…
毎月のローンの支払いが5万円で、毎月の生活をやりくりしながら5万円の貯金ができたとします。
このとき、本当の節約家は、その5万円を「ローン1回分」として考えます。
そして、お金の余裕がある時にローンを2回分払ったりします。
この場合、5万円は貯金できないかもしれませんが、ローンの完済が早くなるので、結果的に早くお金を貯められるようになります。
しかし、自称節約家はそうではありません。
ローンが残っているにもかかわらず貯金をしようとします。
利息の分だけ得をする
極端な例で言うと…
ローンが100万円残っている状態で、「貯金が100万円貯まった!」なんて喜んでいるような状態です。
もしも、貯金の100万円を使ってローンを完済すれば、結果的にローンの利息の分だけ得をするはずなんですが…
自称節約家は、手元に貯まった現金が嬉しくて、ローンを残したままお金を貯め続けます。
こうなると、いつまで経ってもローンが終わらず、利息の支払いからも逃れられません。
結果、お金も貯まりにくいというわけです。
4.家族にお金を使わせない
また、自称節約家の人に多いのが、妻や子供といった家族には節約を強要して、自分一人がお金を握ろうとするタイプです。
このタイプは、例えば家族へのお小遣いはギリギリなのに、自分は一人で優雅に外食したりします。
結果的に、家族から良く思われないばかりか、家庭も楽しくなくなる…という悪循環です。
これは、節約家ではなく、単なるケチです。
しかも、家族には苦労を強いているわけですから、自称節約家の中でもあまりタチがいいとは言えませんね。
まとめ
いかがでしたか。
今回は、自称節約家の人に共通する特徴として…
1.お金が貯まっていない
2.分不相応なローンを組んでいる
3.ローンや借金があるのに貯金しようとする
4.家族にお金を使わせない
以上、4つのポイントについてご紹介してきました。
節約をする際は、周囲から「自称節約家」などと言われないよう、きちんとポイントを押えて節約したいものです。
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