虫食いの犯人ヒメマルカツオブシムシとは?発生源や駆除方法!
しまっておいた洋服が虫に食われてしまった経験はありませんか?
それはもしかしたら「ヒメマルカツオブシムシ」の仕業かもしれません!
名前だけ聞くと、「ヒメマルカツオブシムシ?面白い名前だけど知らない」と思うかもしれませんが、暖かくなると良く見かける、てんとう虫を小さくした位の大きさの虫なので、もしかしたら一度は見たことがあるかもしれません。
夏に向けて繁殖する「ヒメマルカツオブシムシ」に悩まされない様に、対策をしていきましょう!
ヒメマルカツオブシムシとは
そもそも、「ヒメマルカツオブシムシ」ってどんな虫なのでしょうか?
ヒメマルカツオブシムシは、カツオブシムシ科マルカツオブシムシ属の昆虫です。
とても小型で、成虫でも体長は約3mmです。
形は短い楕円形で、黒っぽいしま模様があります。
1匹だけであればそこまで見た目の気持ち悪さはありませんが、複数いると虫の嫌いな方は気持ち悪いと感じるかもしれません…。
日本各地に見られ、国外でも世界各地に広く生息しています。
幼虫で越冬し、春頃成虫に羽化します。
洋服が食われたりする被害は、殆どがヒメマルカツオブシムシの幼虫によるものです。
成虫による被害は特にないと言われています。
ヒメマルカツオブシムシの発生源
この、危害をもたらすやっかいなヒメマルカツオブシムシの幼虫は、飢餓にとっても強くて、半年~1年も生き延びるんです!
成虫になる為には植物性の餌では成長しないため、動物性の餌を食べて生きていきます。
家庭にあるものですと、生糸、絹織物、かつおぶし、乾魚、粉ミルクなどを餌にしてしまうんです。
幼虫はかじる力が強くて、包装食品に穴を開けて侵入することもあるので、食べ物を袋に入れているからといって油断は出来ません。
また、その他の室内で発生しやすい場所は…
・人目に触れにくい場所
・タンスや戸棚の下や裏
・狭い隙間
・ほこりが多い場所
などに生息している可能性が非常に高いので注意が必要です。
ヒメマルカツオブシムシの駆除
幼虫が見つかるということは、動物性の餌があるということになります。
餌さえなければ発生はおさまっていきます。
乾燥食品や、コンロやキッチンに付着した汚れや垢等を餌にしますので、毎日こまめに掃除して餌をなくすことが大事です。
また、家具やベッドの下もほこりが溜まらないように掃除機をかけましょう。
そうする事で、ヒメマルカツオブシムシが住みにくい環境になっていきます。
ダンボール箱もいらない物は処分するとよいでしょう。
幼虫の時期の冬からこまめに掃除をしておけば駆除しやすいです。
駆除できずにいると、夏ごろに成虫になり、さらに繁殖してしまう危険があります。
早めの対策をオススメします。
また、タンスや押し入れには防虫剤や防虫シートを忘れずに入れておきましょう。
あらかじめ幼虫による被害を予防することが出来ます。
卵を含めて完全に駆除する場合は、アイロンのスチームを当てておけば原因を根絶することが出来ます。
ヒメマルカツオブシムシは高熱に弱く、65℃以上で即死します。
まとめ
いかがでしたか?
夏に向けて繁殖が始める前に、お家で駆除対策をしっかり行いましょう!
特に、虫が苦手な人は怖い思いをする前に、早めに対策することがポイントですよ!
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