三日坊主でも構わないって本当?継続ができない時の意外な対処法
「毎日の目標を決めても、三日坊主でなかなか継続できない」
と、悩んでませんか。
物事を毎日継続するにあたって、最初の飽きのピークというのが、必ず3日目から4日目頃に訪れます。
そこで挫折してしまうことを、世間では三日坊主と呼んでいます。
でも、実は「三日坊主でも構わない」という考え方があるのを、ご存知でしたか?
三日坊主のままでも、ちゃんと日課を継続していくことができるんです。
そこで今回は、三日坊主でも構わないと言える理由と、三日坊主をしながら物事を継続していく方法について、ご紹介していきます。
なぜ三日坊主になってしまうのか
まず、なぜあなたが三日坊主になってしまうのか、ということについて、考えてみましょう。
三日坊主の人というのは、継続ができないのではありません。
「何かを継続して行なう」ということ自体は、誰しもに等しく備わった能力です。
つまりあなたは、行為が継続できないのではなく、「動機」が持続しないだけなんです。
三日坊主の最大の理由は、動機が持続しないこと
物事を継続させる節目として、「3日、3ヶ月、3年」とよく言われますよね。
これはまさに、人の動機が継続するスパンを言っています。
つまり、三日坊主の人というのは、3日め~4日目くらいで、続ける動機を忘れてしまう、ということです。
たとえば、「ジョギング」という日課であれば…
「毎日継続する」と決意してジョギングを始めたものの、「何のためにジョギングをするのか」という動機が持続しないために、結果として、三日坊主になってしまうんです。
そこで、「4日目に動機を忘れる」というこの性質を、逆に利用してみましょう。
4日目に新しく始めればいい
そこでオススメなのが、3日ごとに新しくスタートする、という方法です。
つまり、意識的に三日坊主を繰り返す、ということです。
スタートするときには、「とりあえず3日だけは続ける…」ということを決めておきます。
スタートの段階で、「絶対に1年間続ける」のような目標を設定してしまうと、途中で動機を忘れてしまって、継続ができなくなってしまいます。
しかし、三日坊主を自覚してるのであれば、とりあえず最低3日間は続けられるわけですから、「3日続けば合格」と決めておけば、気持ちがぐっと楽になると思いませんか?
そして4日目に、これまでの3日間のことはきれいさっぱり忘れて、新たに日課をスタートします。
再スタートした時も、同じように「3日間続けばいい」と、目標を新たに設定すればいいんです。
何度挫折しても構わない
大切なことは、あまり長すぎる計画を立てないことです。
初めのうちは、「三日坊主を10回繰り返せば1ヶ月」のような、中期スパンは禁物です。
こういう長いスパンをはじめに考えてしまうと、結局いつものように中だるみしてしまって、4日目に再開することができなくなってしまいます。
そこで、「自分は三日坊主である」と割り切って、3日間続けることだけを考えるようにしましょう。
こうすることで、「途中で挫折してしまったらどうしよう」という雑念が取り払われますので、目の前の課題に集中することができます。
三日坊主のスケジュールを立ててみよう
さて、これまで「三日坊主でも構わない」ということについて、ご紹介してきました。
これをさらに徹底するために、三日坊主を、意識的にスケジュールに組み込んでしまいましょう。
カレンダーに三日坊主の日を書いておく
カレンダーには、4日ごとに○をつけておいたり、4日目に携帯電話のアラームを設定しておくようにします。
このようにしておけば、三日坊主が無事終了したあとも、4日目に再び次の三日坊主をスタートしやすくなります。
4日ごとに動機を見つめ直す
また、三日坊主を繰り返すことには、もう1つメリットがあります。
それは、4日ごとに動機を見つめ直すことができる、ということです。
例えば、ジョギングを例にとって考えてみましょう。
「ダイエットのためにジョギングをする」ということを決意して、3日で挫折してしまう人というのは、「ダイエットのために」という動機の部分を忘れてしまいがちです。
つまり、「別の今の体型のままで構わないし、ダイエット出来なくてもいいや」と、考えてしまうんです。
こうなると、ダイエットのために始めたジョギングも、当然続かなくなります。
そこで必要になってくるのが、「動機を再設定する」というプロセスです。
新しい動機を設定する
「ダイエットのため」という動機を、もしも4日目に忘れてしまったら、動機を新たに設定してみましょう
新しい動機は何でも構いません。
●健康のため
●体力作りのため
●冷え性改善のため
など、ジョギングをスタートする動機は、いくらでもあります。
「ダイエットのため」と決めて、三日坊主でジョギングを挫折しそうになったら、4日目に、「冷え性改善のため」という新しい目標で、また三日坊主をスタートすればいいんです。
適度に休日を挟む
挫折をしやすい人には、「無理をしがち」という特徴があります。
「1年間、1日も休まずに継続する」という高い目標を始めに決めてしまうと、必ず中だるみが生じます。
そこで、3日続けて1日休み、あるいは、6日続けて1日休み、のように、適度に休日を挟むようにしましょう。
三日坊主を2回繰り返して、1日休めば、トータルで1週間です。
1週間単位なら、カレンダーでも管理がしやすくなりますので、まずは、「三日坊主を2回続けたら一日休む」という1週間の目標を、設定してみましょう。
自己嫌悪は最大の敵
「自分はいつも三日坊主だ」ということを考え始めると、ついつい自己嫌悪に陥ってしまいますよね。
こうした自己嫌悪が続くと、「自分は何も継続できない」という刷り込みが行なわれてしまい、動機を維持することがさらに困難になってしまいます。
そこで、発想変えてみましょう。
「3日続けば上出来」と考える
「3日続けば上出来」と考えて、3日間の自分の成果を、まずは認めてあげるようにしましょう。
「3日しか続かなかった」ではなく、「3日間も続いた。よく頑張った!」と、自分を褒めるようにします。
これは、「自分は3日間続けることができる」という自信につながります。
そして、こうした自信が、次の新たな三日坊主のための、原動力になります。
まとめ
いかがでしたか。
今回は、「三日坊主でも構わない」と題して、三日坊主とうまく付き合いながら、動機を持続させていく方法について、ご紹介してきました。
まずは、三日坊主を2回で、6日間、継続してみましょう。
そして、休む曜日を決めて、7日目はゆっくり休むようにします。
その時には、自分を褒めてあげる事を忘れないようにしてください。
そして、また新たに、次の6日間の予定を立てるようにします。
「三日坊主を2回できれば上出来」と考えたら、なんだかすごく簡単なことのように思えてきませんか?
6日続けば十分です。何事も、無理は禁物です。
できることから、少しずつ、スタートしていくようにしましょう。
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