トロい性格と思われてない?トロくて物覚えが悪い人の特徴&直し方
親や先輩、上司などから、「トロい!」と言って叱られたことはありませんか?
物覚えが悪い、物忘れが多い、行動が遅い、…など、こういった人は、一般に「トロい」と言われます。
こういうトロい人は、ついつい相手をイライラさせてしまい、特に、せっかちな人との相性は最悪で、トロい行動がトラブルの原因になることだってあります。
そこで今回は、「トロい性格」と言われている人にありがちな、3つの特徴とその直し方についてご紹介していきます!
1:人の話を1回で覚えられない
先輩や上司から、「…ったく、何度も同じことを聞くな!」って、叱られた経験はありませんか?
人の話や説明を聞いてもすぐに忘れてしまうのは、トロイ人にありがちです。
例えば…
アルバイトなどで、仕事のやり方を一通り説明してもらっても、その直後に「教えられた内容を忘れしまった」という経験はありませんか?
こうなると、教えた側は、あなたにもう一度説明をしなければならないので、時間のロスが生じます。
これは、教えた側にとってもストレスになりますから、「これだけ言っても、覚えられないなんて、なんてトロい奴なんだ!」と言われてしまうわけです。
積極的にメモをとるようにする
もしもあなたが、「物覚えが悪い」という自覚があるなら、最も効果的な対処法は「メモを取る」ことです。
メモ帳を携帯し、話の内容を細かく書いておいて、あとから何度も見直すようにすれば、教わったことが記憶に残りやすくなります。
これをしっかり続けていれば、「トロい奴!」とは言われなくなりますよ!
2:必要な物を何度も取りに行く
必要な物を運ぶとき、1回で終わらずに、何度も行ったり来たりしてしまうのは、トロい性格の人にありがちな特徴です。
例えば、あなたがカレーを作っているとします。
この時、カレーに入れる野菜としては、通常、「玉ねぎ・にんじん・じゃがいも」が定番ですが、トロい人というのは、玉ねぎを炒め終わってから…
「おもむろに冷蔵庫へ向かって、ニンジンを探し始める」といったようなことをやってしまいがちです。
そして、ニンジンが終わったら、また次にジャガイモを探しに行く…といった具合です。
あなたにも、そんな経験はありませんか?
「必要な物のリスト」が把握できていない
これは、最初に「必要なもの」をよく把握できていないがために起こる失敗です。
そのため、「なにか1つを持ってくるともう1つを忘れる」ということになってしまうんです。
でも、これではまるで「買い物しようと町まで…♪」の歌に出てくる『サザエさん』と同じですよね。
サザエさんなら笑い話になりますが、職場で「物を何度も取りに戻る」ということをやってしまうと、やはり周囲からは「トロい奴」と言われてしまいます。
焦りは禁物
こういう失敗をしてしまうのは、「とりあえず、すぐに移動しなきゃ!」という「焦り」があるためです。
でも、よく考えてみてください。
焦って現場に向かったところで、忘れ物をしてしまっては、結局それを取りに戻るための時間をロスすることになりますよね。
こうしたミスを防ぐには、「とりあえずすぐに動く」のではなく…
「必要なもの」をリストアップして、すべて揃えてから動く、という癖をつけるようにしましょう。
カレーで言えば、玉ねぎ・人参・じゃがいも・お肉・カレールウなどの材料を、「一通り準備し終えるまでは、調理を始めない」ということです。
3:置き忘れが多い
トロい人の特徴の中でも、最も深刻なのが、「置き忘れが多い」ということです。
●雨の日は必ず電車の中に傘を忘れる
●携帯電話を何度も職場や学校に置き忘れてくる
●現金の入ったカバンや財布を、外に忘れてきたことがある
●プールや銭湯などへ行くと、ロッカー内に必ず何かを忘れてくる
…などです。 心当たりはありませんか?
仕事で「置き忘れ」はNG
「置き忘れ」、それ自体は誰もが経験する、よくあるミスです。駅で毎日大量に傘の忘れ物が出てくるのがその証拠です。
しかし、忘れたのが傘ではなく、例えば…
職場の重要な書類や現金の入ったカバン、個人情報の詰まった携帯電話などの場合、事態は深刻です。
特に、職場に損害を与えてしまうと、もはや「トロい」では済まなくなります。
なぜ置き忘れてしまうのか
「置き忘れ」の最大の原因は、行く時と帰る時とで、「所持品の把握ができていないこと」によるものです。
例えば、傘であれば、行くときは雨が降っているから、傘は当然手に持っていますよね。
でも、「トロい人」というのは、雨が止んでしまうと「さっきまで傘を持っていた」という事実が、頭から完全に消え去ってしまうんです。
あなたにも、おそらく心当たりがあるのではないでしょうか。
でも、当然ながら、持って行ったものは、必ず持って帰ってこなければなりませんよね。
これは傘に限らず、学校の移動教室、職場での物の運搬、料理や家事など、すべての場面で言えることです。
移動の前には「持ち物リスト」を確認する
物の置き忘れを防ぐ最も効果的な方法は…
どこかへ行く時の「持ち物のリスト」をメモ用紙などに書いておいて、行きと帰りに必ずチェックする、というやり方です。
例えば、ちょっと買い物へ行くのなら、「財布、家の鍵、車の鍵、携帯…」などの品目をメモしておく、ということです。
そして、買い物が終わって車のエンジンをかける前に、必ずそのメモを見直すようにします。
そして、行くときと帰るときとで持ち物が同じなら「合格」です。
「自分は、何も置き忘れていない!」ということを毎回確認するようにすれば、置き忘れをしなくなっていきますから、「トロい奴」と言われなくなりますよ!
まとめ
いかがでしたか。
今回は、「トロい性格」の人にありがちな3つの特徴と、その直し方についてご紹介してきました。
1.
人から言われたことを1回で覚えられない
↓
言われたことは細かくメモを取って何度も見直す
2.
必要なものを把握できず、何度も行ったり来たりする
↓
必要なものを揃えてから行動に移すようにする
3.
どこかへ移動すると、ほぼ毎回のように何かを置き忘れてくる
↓
行く前に、所持品のリストをメモして、帰るときにも必ずメモを見直すようにする
以上3つのポイントを押さえておけば、「トロイ奴」と言われる可能性は格段に下がるはずです。
トロい性格は、本人の気を付け方次第で必ず改善できますから、焦らずに少しずつ取り組んでいくようにしましょう!
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