子供が早生まれでもOKな5つの理由~4月生まれは本当に学校で有利?
子供が「早生まれだ」ということを気にしていませんか。
近年は、早生まれの「デメリット」ばかりを紹介する記事やテレビ番組が目立ちますよね。
そのせいか、まるで社会全体で、「早生まれの子供は不利」という認識すらあるかのようです。
でも、本当に4月や5月に生まれた子の方が学校では有利なのでしょうか?
今回は、子供が早生まれでも全く気にする必要なんかないと言える「5つの理由」についてご紹介していきます。
「早生まれ不利論」の根拠は?
そもそも、なぜ、世間ではこんなにも「早生まれは不利」という風潮になってしまっているのか、その理由を考えてみましょう。
世間の人たちが提唱する、「早生まれ不利論」の根拠はたった1つです。
それは…
・4月生まれの子は、「6歳と11ヶ月」で小学校に入り、入るとすぐに7歳になる
・3月生まれの子は、「6歳と1ヶ月」で小学校に入るため、7歳になるまでに11ヶ月かかる
という、たったこれだけの理由です。
余分に勉強ができる?
つまり、「遅生まれが良い、早生まれが良くない」という理屈の根拠は…
「4月生まれなら、小学校に入るまでの間に11ヶ月も成長できて、余分に勉強ができる」
ということです。
一見すると、
「11ヶ月も余分に勉強ができるなら、絶対4月生まれの方が得だ」
と、思ってしまうかもしれませんが、必ずしもそうとは言い切れません。
むしろ、早生まれの方が得をするケースだって十分あります。
差は次第に埋まっていく
「4月生まれの子の方が有利」なんて言えるのは、せいぜい小学校1年生2年生くらいまでです。
それを過ぎれば、勉強でも運動でも、「個人差」が付いてきますから…
「生まれてきたのが数ヶ月早いか遅いか」
なんていうのは、何のアドバンテージにもなりません。
そして、子供が高校に入るくらいの年齢になれば、「早生まれ」なんてことは、そもそも話題にすら上らなくなります。
勉強にも才能が必要
また、「4月生まれなら、小学校入学前にたくさん勉強ができる」という意見もありますが…
それはあくまでも、「勉強が向いている子供」に限った話です。
勉強には、向き不向きがあります。
勉強に向いていない子が、ただ「4月生まれだから」という理由だけで、勉強が得意になるなんてことはあり得ません。
すべて本人次第です。
4月生まれはプレッシャーになる
近年では、「4月生まれの子の方が有利」ということが、ネット記事などで散々言われていますから、むしろ逆に、4月生まれの子は「プレッシャー」を感じやすくなります。
前項でご紹介したように、4月生まれだからといって、他の子よりも勉強ができるとは限りません。
また、体の成長にも個人差がありますから、4月生まれでも背の低い子は当然いるわけです。
こうなると、周囲からは、「4月生まれなのに…」という目で見られてしまいます。
むしろそっちの方が、子供にとっては「無意味なプレッシャー」です。
早生まれは自由にのびのびできる
その点、早生まれの場合、そうした周囲からの「無駄な思惑」がありませんから、自由にのびのびと育つことができます。
また、もしも早生まれの子が、4月生まれの子よりも勉強や運動ができるようになった場合は、確実に自信につながっていくでしょう。
結果的に、子供は早生まれで得をしていることになります。
大人になってからは若さを満喫できる
実際のところ…
子供が高校生にもなって、「早生まれだから…」などとコンプレックスを感じるなんていうのは、むしろレアケースです。
そして、高校を過ぎれば、今度は反対に「若さ」が最も重要な関心事になります。
あなたも、早生まれの友人に対して、「誕生日が遅くて、うらやましい」と感じたことはありませんか?
早生まれの子は、誕生日が周囲よりも遅いわけですから、長く「若さ」を満喫できます。
これは、早生まれの大きなメリットです。
まとめ
いかがでしたか。
今回は、「早生まれを気にする必要はない」と言える理由として…
1.差は次第に埋まっていく
2.勉強にも才能が必要
3.4月5月生まれはプレッシャーになる
4.早生まれは自由にのびのびできる
5.大人になってからは若さを満喫できる
以上、5つのポイントについてご紹介してきました。
はっきり言って、早生まれか遅生まれかなんてことが話題になるのは、子供が小さいうちだけです。
それを過ぎれば、勉強でも、運動でも、すべては本人次第です。
一番良くないのは、「うちの子は早生まれだから不利…」などという親の思い込みです。
親によるこうした思い込みは、子供の人生に不必要な足かせをはめてしまいかねません。
たとえ子供が早生まれであっても、気にしないほうがベターですよ!
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