赤ちゃんの体重が増えすぎる原因&母乳を減らす必要がない理由

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赤ちゃんの体重が増えすぎる原因

「生後3か月の赤ちゃんが体重7㎏?増えすぎかしら…」

と、悩んでいませんか。

本来、丸々と太った赤ちゃんというのは、健康的な証拠です。

しかし、最近は、家で毎週のように赤ちゃんの体重を測定し、体重が基準よりも多かったり少なかったりすると、それだけで一喜一憂するお母さんが増えました。

また、ネット記事などでは「過飲症候群」なんていう言葉も使われるようになり、母乳の飲みすぎを気にするお母さんもいます。

そこで今回は、赤ちゃんの体重が増えすぎていると感じたときの対処法についてご紹介していきます。

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完全母乳なら問題なし

まず、結論を先に言うと…

あなたが、もしも「完全母乳」で育てているなら、体重の増え過ぎを気にする必要はありません。

また、近年よく言われるようになった「過飲症候群」も、完全母乳であれば該当しないケースがほとんどです。

なぜなら赤ちゃんは、母乳を自分で「吐く」ことができるからです。

つまり、赤ちゃんは母乳を「飲みすぎた」と感じたら、余分な母乳を吐くことで、体内に取り入れる母乳の量を自分で調節しているんです。

したがって、赤ちゃんが母乳を飲み過ぎるということは、そもそも起きにくいと考えてよいでしょう。

赤ちゃんは自分で調節する

たとえ、生後3ヶ月で体重7キロになり、「太り過ぎ」が心配になったとしても…

完全母乳の場合、母乳の摂取量は、赤ちゃんの体内で自動的に調節されています。

また、生後3ヶ月の段階で、赤ちゃんが太り過ぎているように見えても、半年、1年と経過するにつれて、平均的な体型になっていくものです。

赤ちゃんが母乳を欲しがっているようなら、安心してあげてください。

粉ミルクの割合を減らす

赤ちゃんの体重の増えすぎが気になったときは、母乳ではなく粉ミルクを減らすようにしましょう。

これは、授乳をする上で非常に重要なことですから、ぜひ覚えておいてください。

先ほどお話ししたように、母乳の量は基本的に減らす必要はありません。

赤ちゃんは、自分の成長に必要な栄養分を母乳から摂取しているからです。

もしも、余分な栄養分が体に蓄積されて、体重が増え過ぎているとすれば、それは粉ミルクの分です。

赤ちゃんの体重の増えすぎが気になるようなら、粉ミルクをあげる割合を減らしてみましょう。

もしも、母乳と粉ミルク混合で育てているなら、一旦粉ミルクをゼロにしてもかまいません。

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母乳だけで育ててみて、もしも赤ちゃんがもっと欲しがるようなら…

・必要最低限の量をミルクで補う
・飲み過ぎたらミルクを減らす

というやり方が最も合理的です。

必要な時に必要な分の母乳が出る

赤ちゃんの母乳の飲み過ぎが気になったとき、覚えておいてほしいことが1つあります。

それは…

母乳は常に、赤ちゃんが必要としている分出ている、ということです。

お乳が張ってきたと感じた頃にちょうど赤ちゃんが泣いたという現象は、多くのお母さんが経験していると思います。

不思議なことですが、基本的に、お母さんの体内で母乳が作られるペースと、赤ちゃんが欲しがるペースは、ほとんどの母子で一致しています。

自然の摂理でそうなっているので、欲しがった時に母乳をあげてさえいれば、何も問題はありません。

体重の増え過ぎが気になったときは、粉ミルクを減らすようにしましょう。

過飲症候群は気にしなくてもいい

近年は、赤ちゃんのちょっとした症状にも、「〇〇症候群」なんていう言葉をつけますが、これはよくない風潮です。

昔は、「普通のこと」として流していたようなことでも、「〇〇症候群」という言葉を使うと、「何か異常なことなのかしら?」と、不安になってしまうからです。

母乳を飲み過ぎる赤ちゃんは昔からたくさんいましたし、母乳を飲む量に個人差があるのは当然のことです。

しかし、昔は「過飲症候群」なんていう言葉はありませんでした。

それに、肥満児の割合も、今よりももっと少なかったものです。

児童の肥満の原因は、運動不足や偏食など、もっと別のところにありますから、母乳が原因ではありません。

生後3ヶ月に体重の増え過ぎが気になっていた赤ちゃんでも、ほとんどは成長するにつれて通常の体型に戻っていくものです。

赤ちゃんが母乳を飲みすぎて肥満児になるようなことは基本的にありませんから安心してください。

まとめ

赤ちゃんの増えすぎた体重を考える上で大切なのは…

・母乳は減らさない
・減らすなら粉ミルクを減らす

この2点です。

もしもあなたが、赤ちゃんを完全母乳で育てているなら、母乳の量や回数を減らす必要はありません。

世の中には、母乳が出なくて悩んでいるお母さんも大勢いますから、赤ちゃんの体重が増えすぎるくらい十分な量の母乳が出るなら、それはむしろ幸運だと思うべきです。

最近よく耳にする「過飲症候群」という言葉、これはあまり気にする必要はありません。

もしも混合で、赤ちゃんの体重の増えすぎがどうしても気になるようなら、粉ミルクの量を減らすか、または完全母乳を検討してみることをおすすめします。

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