話が噛み合わないのはなぜ?話が通じない人に理解させる3つのコツ
会話をしていても、「話の内容が全く噛み合わない」タイプの人っていますよね。
話が噛み合わない人と話していると、「理解してもらえたかどうかすら分からない」なんてこともしばしば。
実際のところ、話が噛み合わない人というのは、そもそも話の内容を理解できていないケースが少なくありません。
そのため、こういう人に対しては、どうすれば理解してもらえるのか…?大いに腐心するところです。
今回は、会話が噛み合わない人の心理と、うまく理解させるコツについてご紹介していきます。
「分からない」が言えない
話が噛み合わない・通じない人の多くは、「分からない」という言葉を使うのがとても苦手です。
例えば、あなたが友人に質問をして、友人が話の内容と全く関係のないトンチンカンな回答をしてきたとします。
あなたはこの時、「会話が噛み合っていない!」と感じますよね。
分かったようなフリをする
しかし問題は、会話が噛み合っていないことよりも、むしろその友人が質問の意図が分かっていないのに、「分かったふり」をして答えているところです。
つまり、この人は、「分からない」という言葉が言えないということなんですね。
こういう相手に、「分かった?」「ほんとに分かってるの?」という質問をしてもあまり意味がありません。
なぜなら、こういうタイプは、話の内容が全く分かっていなくても、「分かってるよ」と答えるものだからです。
結果として、お互いの話の内容は噛み合わなくなります。
そのため、こちらが話す際には「相手は分かっているのだろうか…」ということを常に意識しながら話す必要があります。
誤解したまま話を進める
また、話が噛み合わない人の多くは、話の内容を「誤解した」ままで話を進めようとします。
例えばあなたが1週間後の予定について話しているのに、相手は明日の予定について話している、というようなケースです。
こうなると当然、話の内容は噛み合いません。
しかもこういうタイプは、誤解しているにも関わらず、自信満々で話を続けたりしますから余計にタチが悪いですよね。
話が噛み合わない人と話すときの3つのコツ
それでは次に、こうした誤解や無理解を避けるために有効な3つのコツについてご紹介します。
1.主語を明確にする
「言わなくてもわかるだろう」と思って、会話の中で主語をはしょったりしていませんか。
例えば…
「もうすぐ来るから、迎えに行ってきて」
↑この文章には、主語がありません。
これは、「お互いが話の内容を知っている」という前提があるために、主語を省略して話しているわけです。
しかし、話が噛み合わない人は、省略された主語を理解できていない可能性が高いです。
上記の文章は、
「もうすぐ(友達が)来るから、(あなたが)迎えに行ってきてくれない?」
このように、主語を補って話せば、内容が通じやすくなります。
2.指示語を減らす
話の噛み合わない人と話す際、「指示語」を多用するのはNGです。
指示語というのは、「これ・それ・あれ」などの言葉です。
「これ・それ・あれ」などの指示語は、「相手がその内容を理解している」のが前提になります。
話が噛み合わない人というのは、往々にしてこうした指示語の内容を正しく理解できていないものです。
そのため、「あれはどうなってるの?」というような、あいまいな聞き方はせず、「〇〇の件はどうなっているの?」と、きちんと指示語を明確にして話すようにしましょう。
3.「外国人と話している」と考える
前項の「主語を補う」というポイントとも関連しますが、話が噛み合わない人というのは、そもそも「日本語の理解力が低い」というケースが少なくありません。
だったらいっそのこと、相手を「外国人」だと考えて、外国人にも分かるような日本語を話すように心がけてみましょう。
外国の人と日本語で話すとき、主語を省略したり早口で話したり説明をはしょったりはしないですよね。
相手に理解してもらえるよう、言葉を選びながら分かりやすく話すはずです。
話が噛み合わない人と話すときもこれと同じ。相手を「外国人」と考えて話せば、理解してもらいやすくなりますよ。
まとめ
いかがでしたか。
今回は、話が噛み合わない人に話の内容うまく理解させるコツとして…
1.主語を明確にする
2.指示語を多用しない
3.相手を外国人だと考える
以上、3つのポイントについてご紹介してきました。
話が噛み合わないままで物事を進めてしまうと、お互いに大きな痛手をくらうことにもなりかねません。
くれぐれも、気を付けるようにしたいものです。
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