楓は男女兼用?秋生まれの赤ちゃんに楓がモヤモヤネームな3つの訳
「楓(かえで)」という名前は、男女問わず、近年とても人気のある名前です。
ひょっとしたらあなたも、秋に出産予定の赤ちゃんの名前に、「楓」をリストアップしているのではないでしょうか。
「楓ちゃん」…確かに可愛らしい名前ですよね。
でも、場合によっては若干のリスクを伴う「モヤモヤネーム」になる可能性が無きにしも非ず!?ということを覚えておくべきです。
そこで今回は、「楓」という名前が持つ3つのリスクについてご紹介します。
「で」で終わる名前
「楓」ちゃんという名前の最大のリスクは、名前の最後が「で」で終わるという点です。
「〇〇で」という名前は、日本の人名の響きとしては「かなり珍しい」と言わざるを得ません。
実際のところ、最後の文字が「で」で終わる名前を考えてみたときに、「楓」以外に思いつかないと思いませんか?
一般的な名前の響き
やはり、名前には「一般的な響き」というものがあります。
「で」で終わる単語というのは、そうそうありません。本当に「楓」ぐらいです。
これでは、「珍しい名前」という印象は否めません。
男女に合った名前の響き
また、こうした響きによって「男女を区別できる」というのも重要です。
名前の最後の文字が、「こ・な・よ・み」で終われば女の子。
「た・お・と・ろう」などで終われば男の子、という一般的なイメージがあるものです。
こうした「音による男女の区別」というものがあるからこそ、名前を聞いて男女を判別できるわけです。
しかし、「で」で終わる言葉が少ない以上、そもそも「楓」という名前が男っぽいのか女っぽいのかというイメージすらもあいまいになってしまうんですね。
名簿から男女がわからない
「楓」と名付けられた赤ちゃんは、生まれた直後から「男の子なのか女の子なのかわからない」というリスクを抱えることになります。
普通、赤ちゃんの性別は、顔を見ただけでは分かりませんよね。
服の色が、青系かピンク系かで見分けることも可能ですが、それもお古を着ていたら分かりません。
そんな時、あなたの赤ちゃんを見た人は「名前」で性別を判断します。
でもその時に、「楓です」と言って紹介すると、聞いた方は「それって、男の名前?女の名前?」というモヤモヤが生じてしまいます。
つまり、赤ちゃんに「楓」と名付けた場合、赤ちゃんがある程度大きくなるまでの間、あなたはずっと赤ちゃんの性別の説明をするハメになります。
クラスに同じ名前の男女がいる
「楓」は、男の赤ちゃん、女の赤ちゃんともに人気のある名前です。
そのため、クラスによっては、男の「楓くん」もいて、女の「楓ちゃん」もいる…という可能性があります。
こうなると、もしもあなたが子供に「楓」と名付けた場合、クラスの名簿で名前を見たときに、男の子なのか女の子なのか分からない、という問題が発生してしまいます。
女の子向け
ただし、数で言えば、女の子の「楓ちゃん」の方が、男の子の「楓くん」よりも多い印象はあります。
「楓」はどちらかというと女の子向けですので、男の子に「楓」と名付ける際は要注意です。
名前が似合わなくなる
またこれは、モヤモヤネーム全般に言えることですが、「名前が似合わない」という危険性も知っておく必要があります。
こうした名前を「可愛らしい名前ですね」と言ってもらえるのは、せいぜい幼稚園を卒業する頃までです。
そこから子供は、小学校という社会に入り、「個性」というものが出てきます。
美人な子もいれば、当然そうでない子もいます。
きゃしゃな子もいれば、小太りな子もいます。
もしもあなたの子が、あなたの期待通りの外見に育たなかった場合、「楓」という名前が「似合わない」と言って悩むことになります。
実際にあったケースとしては、太った女の子が「楓」という名前で、「かえでぶ」といってからかわれたという事例があります。
この子にとっては、「楓」という名前は苦悩の原因以外の何者でもありません。
こうしたリスクを想定した上で、子供の名付けは慎重に行わなければならない…ということなんです。
まとめ
いかがでしたか。
今回は、赤ちゃんに「楓」と名付ける際に知っておくべき「リスク」として…
1.
男女ともに人気があるため、名前で男女が判別しにくい
2.
最後の文字が「で」で終わる言葉は珍しい
3.
名前がきれいすぎるため、親の期待通りの外見に育たなかったときに子が悩む
などのポイントについてご紹介してきました。
近年は、「楓」と名付ける親が増えたため、一般的な名前であるかのような印象もありますが、「楓」の字が人名に使われ始めたのは21世紀になってからのことです。
非常に歴史の浅い名前なんですね。
それに、秋生まれだからといって、秋にちなんだ名前をつけなければならないなんていうルールはありません。
名前の意味などもしっかり考えながら、慎重に名付けをするようにしましょう。
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