謙遜は時代遅れ?ほめられたときに謙遜しない若者が急増中!?

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ほめられたときに謙遜しない若者

「最近、謙遜しない人が増えてきた」

そんな風に感じていませんか。

これまで日本では、「謙遜」は最大の美徳のひとつとされてきました。

しかし若年層を中心に、こうした「謙遜」の美徳は崩れつつあり、今や「謙遜する人の方が少数派」という状況が生まれてきています。

年配の人の中には、「謙遜しない今どきの若者」に違和感を覚える人も少なくないのだとか。

そこで今回は、「謙遜」の概念が失われつつある背景、および「謙遜」に対する若者の考え方についてご紹介していきたいと思います。

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「謙遜しない」とは?

まず、今回のテーマである「謙遜しない」について、もう少し具体的に考えてみましょう。

これはつまり、

「人からほめられたときは、素直にほめ言葉を受け入れる」という姿勢。

例えば、ある女性が他人から「きれいですね」と言ってほめられたとします。

ひと昔前までなら、「いえいえ、そんなことありませんよ」と答えるのが一般的でした。

この言葉が表すところは、「自分は人からそんなにほめられるほどきれいではない」ということで、これを「謙遜」と言います。

若い人は謙遜しなくなった

昭和の終わり頃までは、こうした「すごいですね」「いや、それほどでも」という受け答えはごく普通でした。

しかし近年、若者を中心に、こうした受け答えはあまり見られなくなっています。

現代の若者は、「きれいですね」「すごいですね」とほめられたら、「ありがとうございます」とお礼を言います。

実際のところ、今、この記事を書いている2018年の時点で、後者の「ほめられたらお礼を言う」人の方が多数派であるような印象があり…

「謙遜は、年配者がするもの」という認識すら生まれています。

ほめられたらお礼を言う

「謙遜」があまり行なわれなくなったのは、ちょうど21世紀に入った直後くらいからです。

そして、当時若者だった世代の間でも、徐々に「謙遜はしない方が良い」という考え方が主流になってきています。

年代で言うと、昭和50年代生まれくらいを境に…

・ほめられたときに謙遜を良しとする派
・ほめられたときに謙遜をせずお礼を言う派

に分かれている印象があります。

「謙遜」は無用?

このテーマで急速に話題になったのは次のツイートです。

公開後、たちまち数千件以上の「いいね」や「リツイート」がつき、返信も100件を超えています。

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「謙遜しない」が多数派

これらの返信を読んでいると、謙遜するかしないかは世代によってかなり差があるのが改めて分かります。

また、ツイッターをはじめとするSNSの利用者は「若者が大半」という性質上、「謙遜反対」の意見が多数派を占めます。

このツイートに寄せられた、代表的なコメントとしては…

などがあります。

こうしてみると、うなずけるところも多く、「そもそも謙遜は必要なのだろうか…」という気になってきませんか?

自己肯定感に繋がる

特に近年は、うつやコミュ障の克服に関する話題が盛んですから、「自己肯定感(自分で自分を認めてあげること)」の重要性は、これまでになく高まってきています。

つまり、「ほめられた時には素直にお礼を言う」という方が、自己肯定感は確実に得やすくなる、ということなんですね。

まとめ

いかがでしたか。

今回は、「ほめられたときに、謙遜すべきか否か」というテーマでお話しをしてきました。

21世紀の初め頃を境に、「謙遜」に対する考え方が変わりつつあります。

実際ほめられた時は、素直に「ありがとうございます」とお礼を言った方が、ほめた側もほめられた側も気持ちが良いものです。

きれいな人をほめて、「いえ、きれいじゃありません」なんて返されても、イヤミにしか聞こえないですからね。笑

現代の若者の間では、ほめられた時に「ありがとうございます」とお礼を言う方が主流です。

いつも謙遜ばかりして、自分に自信がない…という人は、これを機に「ほめられたらお礼を言う」というスタンスを始めてみてはいかがでしょうか。

ちなみに、この「謙遜」は日本ならではのもので、欧米諸国の人はそれこそ今どきの若者のように、ほめられたら素直にありがとうと言うそうです。

映画なんかを見ていても、「きれいな奥さんですね」には素直に「ありがとう」と返していますよね。「いえいえ、そんなことはありません」なんて返したりはしません。

そういう国々の人にしてみると、日本の美徳「謙遜」はかなり不思議に思えたことでしょう。

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