突然発症するかも?紫外線アレルギーの症状と対策、予防法まで!
夏にかけて、日差しが強く、紫外線を浴びる機会が多くなってきました。
実は、この紫外線が原因で、ある日突然アレルギーを発症してしまうことがあるんです!
紫外線を浴びたところが、ぶつぶつになって痒くなったりしたら要注意です!
今までアレルギーに無縁だった人も、成人してから発症するケースがあります。
最近になって、ようやく知られるようになった「紫外線アレルギー」、対策や予防法などをご紹介したいと思います。
紫外線アレルギーの症状
その名の通り、「紫外線アレルギー」は、紫外線に対して反応が出来てしまうアレルギーのこと。
紫外線が当たった箇所が赤くなったり、ボコボコして腫れた感じになってしまったり、痒くてたまらなくなったりします。
原因は人それぞれですが、主に2つの原因が考えられます。
抗生物質や解熱鎮静剤、高血圧治療薬等を服用した後に紫外線を浴びると、顔・首・腕などに発疹が出来てしまうケースがあります。
内服薬意外にも、レモンやオレンジ、パセリ、等の「ソラレン」という紫外線の吸収を高めてしまう光毒性物質を摂取すると、紫外線に対して過剰に反応してしまうケースがあります。
普段、日光に当たらない人が、急に大量の紫外線に当たることで発疹ができてしまうケースがあります。
これについてはどうしてアレルギーを起こしてしまうのか原因が不明で、一度なってしまうと完治は難しいと言われています。
酷い人だと、じんましん、頭痛、吐き気、倦怠感が現れることもあり、日常生活にも影響がでて、外出がおっくうになってしまう人もいます。
遺伝が影響している場合もありますし、無理なダイエットや食生活の乱れ、合わない化粧品を使った事が要因の1つになる場合もあります。
又、UV化粧品を使用する事で紫外線の影響を受けやすくなると言われています。
UV化粧品に含まれている成分や香料が原因のようです。
ただ、これらの症状がでても、別の病気が隠れている場合もありますので、おかしいなと思ったら、まずは皮膚科で診察を受けましょう。
紫外線アレルギーかどうかは、今は検査で分かるようになっています。
紫外線アレルギーの対策
病院で、紫外線アレルギーと診断された場合は、非ステロイド剤もしくはステロイド剤の塗り薬を処方されるのが一般的です。
ただ、あくまでも対処療法で、根本的な解決法はまだ医学でも分からないのが現状です。
毎日の生活で症状を抑える対策としては、紫外線対策に効果のある栄養素を摂ることです。
オススメはビタミンC、ビタミンD、ビタミンBです。
食材から摂取してもよいのですが、先述した「ソラレン」が含まれている食材を摂取してしまうと症状が悪化してしまう危険があるため、サプリメントで補給してもいいと思います。
ビタミンCは紫外線への抗体を作る効果があり、ビタミンBは肌を強化する効果があります。
さらにビタミンDは、体内の免疫力を上げ、アレルギーへの力強い味方になります。
また、夏は暑くて薄着になりたいことろですが、症状が酷い場合は、長袖を着用したり、帽子や、日傘、サングラスなどを使用して日光を避ける努力が必要です。
ちまり極力日光を浴びないようにするのです。
あとは日焼け止めクリームを塗りましょう。
日焼け止めクリームの成分には「紫外線吸収剤」を含むものがありますが、皮膚が弱い人には少し不向きです。
「紫外線散乱剤」を含まない物であれば、肌への負担が少ないので良いかもしれません。
紫外線アレルギーの予防
紫外線アレルギーに一度なってしまうと、自然に治るということはめったにありません。
完治しにくいので、まずはアレルギーを発症しないように気を付ける事が一番です。
紫外線アレルギーの予防の基本は、やはり「紫外線を浴びないこと!」です。
日差しのきつい日には外出しないようにするのがベストですが、どうしても外出する場合はUV対策をしっかり行いましょう。
気温が低い時に長袖を着ていて、暑くなったからと言って急に日差しを浴びる時も要注意です。
また、海外旅行で南の国や島に行った時など、急に紫外線にあたることもありますが、気を付けたほうが良いでしょう。
また、1日の間で紫外線が強くて多い時間帯は、午前10時~午後14時位と言われているので、この時間帯は出来るだけ外出を控える等の工夫も必要です。
最後に
紫外線アレルギーは他人事ではありません。
気を付けていないと誰でも発症する可能性があります。
今まで大丈夫でも、体内にあるアレルギー抗体が一定量を超えてしまうと発症してしまうので、大人も十分注意しましょう。
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