まじ卍!とヤバイ、意味や使い方の違いと若者に普及する3つの理由

公開日:  最終更新日:2017/09/06

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先日、【まじ卍!の意味】に関する記事で、現在若者の間で流行している「まじ卍!」の意味や使い方などについて、ご紹介してきました。

でも、頻繁に耳にするわりには、使い方もバラバラで、意味に統一感がなく、「結局どういう意味なの?」って考えてしまいますよね。

「まじ卍!」の真の意味を理解するには、若者の流行語に共通している、ある1つの法則について、知っておく必要があります。

そこで今回は、こうした若者言葉に共通するたった1つの法則と、その正しい意味や使い方について、ご紹介していきます。

若者言葉に共通するたったひとつの法則

前回の記事で、「まじ卍!」というフレーズが、「ちょっとしたコメントとしていつでも使える」という、便利な側面について、ご紹介しました。

「まじ卍!」は字面も良く、どんな場面にもコメントとして使うことができるため、非常に使いやすい、ということから、若者の間で急速に広まっていきました。

ここで、「とりあえずコメントできる」という特徴を聞いて、もう1つ、あなたがよく耳にする、若者独特のフレーズを思い出しませんか?

そう、それは「ヤバイ」です。

「ヤバイ」は、1970年代以前生まれの人が、近年、最も違和感を感じている若者言葉の1つではないでしょうか。

「ヤバイ」と似た言葉に「エモい」という言葉もあります。
それは【 まじエモい!…正しい意味と使い方は?「やばい」とどう違うの?】にて詳しく解説しています。

良い意味にも悪い意味にも使える「ヤバイ」

例えば、「このラーメン、まじヤバイ」と聞くと、1970年代以前生まれの人は、味がよくない、傷んでいる、麺が伸びている、といったようなネガティブな印象を抱きます。

ところが、80年代以降に生まれた若者世代は、この「ヤバイ」を褒め言葉として使います。

「このラーメン、まじヤバイ」というケースであれば、要はそのラーメンが「非常に美味しい」ということです。

だからといって、「ヤバイ」の意味が完全にポジティブなのかというと、そんなことはありません。

「先生に怒られるかもしれない」「金欠でピンチだ」のような、従来のシチュエーションでも、これまで通り、「ヤバイ」は使用されます。

つまり、ポジティブにもネガティブにも、シチュエーションに応じてファジーに使用できる、ということです。

「ヤバイ」のエピソードの紹介が長くなってしまいましたが、要は、今回ご紹介している「まじ卍!」も、「ヤバイ」も、基本的には同じ考え方で成り立っていると考えられます。

それは、冒頭でご紹介した、「とりあえずコメント」という側面です。

「まじ卍!」と、とりあえず言っておく

そもそも「卍(まんじ)」というのは仏教用語ですから、「卍である」のように、物事の形容や自分の感想などを述べる、というような用法はありません。

「卍である」という元々の意味がない以上、「まじ卍!」の意味は、「その場面ごとにおける最も適切な感想」だということができます。

極端な話、可愛らしい物を見て「まじ卍!」と言えば、「非常に可愛い」という意味になる、ということです。

そしてこれは、近年の若者言葉の代表格である「ヤバイ」と、考え方としては全く同じです。つまり…

●ポジティブであってもネガティブであっても、構わない。

●コメントを求められたら、とりあえず「ヤバイ」「まじ卍!」と言っておく

という用法です。

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逆に言えば、このような「とりあえずコメント」という用法さえ押さえておけば、若者から「ヤバイ」「まじ卍!」という発言をされた時でも、あなたはわざわざその意味を考える必要はなくなります。

「とりあえずコメントを返しているんだな」と考えておくのがベターです。

「ヤバイ」「まじ卍!」が普及する3つの理由

「ヤバイ」「まじ卍!」などの意味や用法を踏まえた上で、さらにあなたが知っておかなければならない、重要なことがあります。

それは、「ポジティブとネガティブ、両方の意味を持つ言葉がなぜ普及するのか」という、根本的な原因です。

これには、大きく分けて、次の3つの理由が考えられます

理由1:キャブラリーが少ない

例えば、冒頭でご紹介した「ラーメンの感想」という例で言うと…

「スープが濃厚」「麺にコシがある」「隠し味が絶妙」など、本来であれば、さまざまな表現が可能です。

でも、こういうコメントをしようと思うと、ある程度のボキャブラリーが必要になりますし、正しく使用しないと、相手の共感を得ることができません。

でも、もしも「まじヤバイ」「まじ卍!」というフレーズを用いれば、一括でコメントができるとしたらどうでしょうか。

麺やスープなどの詳細に関係なく、おいしいと感じたラーメン全てに対し、使用することができますよね。

これって、かなりボキャブラリーの節約になると思いませんか?

ボキャプラリーがなくても、最適のコメントが可能になる、ということなんです。

理由2:即コメントができる

近年、LINEという通信ツールが普及したことで、質問に対しては、即座にコメントを返すことが求められるようになりました。

こうなると、その時々で最適のコメントを返すのは、かなり能力が要ることです。

前項でもご紹介したとおり、最適なコメントを返すには、相応のボキャブラリーが必要になります。

そこで、「ヤバイ」「まじ卍!」などのフレーズです。適・不適に関係なく、返信しておけば済むからです。

コメントを考える時間も節約したいと考える若者たちにとっては、「とりあえず返信できる」というこれらのフレーズは、非常に便利なんです。

理由3:説明の労力を節約できる

「ヤバイ」「まじ卍!」など、これらの若者フレーズには、「説明を必要としない」という利点があります。

例えば、食事や商品、映画など、物事に対する「感想」を述べる時のことを、考えてみましょう。

もしも、「非常に良かった」という感想を述べた場合、「どのように良かったのか」という説明が必要になりますよね。

でも、「ヤバイ」「まじ卍!」というフレーズを1つ言っておけば、「どうヤバかったの?」という説明を必要としません。

お互いが阿吽(あうん)の呼吸で、コメントのやり取りを終えることができますから、非常に楽なんです。

また、こうした若者の通信に対する捉え方については、【電話野郎とは】の記事でもご紹介していますので、ぜひ参考にしてみてください。

まとめ

いかがでしたか。

今回は、「ヤバイ」や「まじ卍!」など、意味が明確に定まっていないフレーズが、なぜ若者の間でここまで普及しているのか、その理由として、

1.
ボキャブラリーを節約できる。適切な言葉を知らなくても、「ヤバイ」や「まじ卍!」と一言で済む。

2.
即コメントができる。最適な言葉を探すための時間が短縮できる。

3.
説明の労力を節約できる。「なぜヤバイ・卍だと感じたのか」という理由を説明しなくてもいい。

以上、3つの理由について、ご紹介してきました。

若者のこうした考え方を、しっかり理解しておけば、若者との会話も、きっとスムーズに行なうことができますよ!

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