上司の指示が雑!説明が分かりにくい人に出会った時の対処法3つ
上司や先輩から「分かりましたか?」と聞かれて、「分かりません」と答えるのって、すごく勇気が要りますよね。
特に、上司の指示が雑で、説明を聞いても全く分からないようなときは、対処に困ってしまいます。
そこで今回は、説明が雑な上司に出会ってしまった時の、対処法について、ご紹介していきます。
なんとなく終わらせてはいけない
相手の説明が雑すぎて、全く分からないとき、適当に分かったふりをして、なんとなくその場を終わらせていませんか。
これは、最もやってはいけないことです。
失敗したら誰の責任になるのか
さて、今回のテーマを考えるにあたり、重要なことは…
「そもそもなぜ、雑な説明を受けたままで、なんとなく終わらせてはいけないのか」ということです。
これは、上司が説明を終えた時点で、責任の所在は、上司からあなたへと移動するからです。
つまり、あなたが分かったふりをした時点で、あなたにも多少の責任が発生してしまう、ということなんです。
そのため、たとえ相手の説明が雑で、分かりにくかったとしても、あなたはちゃんと分かるまで、質問し続けなければならないんです。
「さっき説明したよね?」と言われてしまう
例えば、あなたが仕事で何かミスをしたとします。
この時、「上司の説明が雑すぎる!」と、あなたが不満に思っていたとしても、上司から「さっき説明したよね?」と言われてしまうと、あなたの責任になってしまいます。
これを回避するためにも、仕事では不明な点を残してはいけません。
たとえあなたの上司の説明が雑で、分かりにくかったとしても、なんとなく流してしまわずに、必ず聞き返すようにしましょう。
それでは次の章から、説明が雑な上司に対する、具体的な対処方法をご紹介していきます。
1:復唱する
上司の説明の上手い、下手にかかわらず、指示は必ず復唱するようにしましょう。
上司からの説明が一通り終わった後で、その内容を、「○○してから、○○すればいいんですね?」と、自分の言葉で言い直してみるようにします。
これが、最も有効な対策方法です。
分かっても分からなくても復唱する
この方法が、なぜ有効なのか。
それは、とにかく復唱さえすれば、上司からの説明が分かっても分からなくても、あなたはいつでも同じように対処できるからです。
「とりあえず復唱すればいい」
といつも考えておけば、「説明が雑すぎて分からない!」と、毎回気に病む必要がありません。
上司からの説明が雑であっても、丁寧であっても、自分が理解できたことを、そのまま復唱してみましょう。
方法2:分からなかった点をはっきり言う
先程ご紹介した復唱をしつつ、「ここは分かったけれど、ここは分からなかった」と、あなたが分からなかった点をはっきりと相手に伝えるようにしましょう。
「まるっきり全部分かりませんでした」と言いたい気持ちも分かりますが、それを言ってしまうと、さすがにカドが立ってしまいます。笑
「何が分からなかったのか」を、きちんと明確にしておくようにしましょう。
こうしておけば、少なくとも「分かろう」という熱意が相手に伝わりますから、相手の気分を害することもありません。
方法3:「ちょっと待ってください」と立ち止まらせる
説明が雑な人というのは、説明を終えた後、さっさとその場を立ち去ってしまいがちです。
そのため、説明を受けた側も、なんとなく分からないままで、その場を流してしまいます。
ですので、相手の説明がよく分からなかったときは、まず相手を立ち止まらせるようにしましょう。
「ちょっと待ってください」
「ちょっと一旦整理します」
などのフレーズを、すぐに言うようにしましょう。
せっかちな人は、説明が雑な人になりがち
相手はそれでイライラするかもしれませんが、後で怒られるよりも、よっぽどいいです。
相手がその場を立ち去る前に、説明が雑で不明だった点は、クリアにしておくようにしましょう。
また、説明が雑な人というのは、往々にして、せっかちです。
「せっかちな男性の特徴と対処法」については、こちらの記事も参考にしてみてください。
「自分で考えろ」と言われたときは?
相手が班長や課長クラスであれば、これまでにご紹介した方法で、おおむね対処できます。
問題は、社長など、かなり自分よりも立場が上の人に、雑な指示をされてしまった時です。
またこれは、ワンマン社長にありがちな性格でもあります。
こういう人は、自分の説明の雑さは棚にあげて、こちらが質問しても、「自分で考えろ」などと言ったりしますので、一筋縄ではいきません。
自分なりの答えを提示する
こういうときは、多少手間はかかりますが、やはり社長からの指示をもとに、自分の頭で一旦考えてみるしかありません。
指示が雑すぎてどうしても分からなければ、同僚や先輩にも、どんどん相談をすることも必要です。
社長に対して、自分なりの答えを提示してみましょう。
ポジティブに受け取ってみる
説明が雑で、「自分で考えろ」という言い方をする人は、相手がそれによってどんな結論を出してくれるのか、というのを試しているようなところがあります。
ですのであなたも、「自分は試されている」と捉えて、指示が雑な社長に、根気よく付き合ってみましょう。
それであなたが社長の考えるとおりに動くことができれば、それが双方にとっては一番いいのですから。
まとめ
いかがでしたか。
今回は、説明が雑な人に出会ったときの対処法として、
1:必ず復唱する
2:分からなかった点をはっきり言う
3:「ちょっと待ってください」と、相手を立ち止まらせる
の3つを、ご紹介してきました。
たとえ、相手の説明や指示が雑であっても、あなたが分かったふりをしてその場を流してしまうと、失敗した時の責任が、あなたにも及んでしまいます。
たとえ相手にイラッとされたとしても、分からないことは確実に聞き返すようにしましょう。
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