車酔いがひどい子供を1人でバス遠足に行かせてはいけない3つの理由

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車酔いがひどい子供を1人でバス遠足に行かせてはいけない3つの理由

「子供が遠足のバスの中で、車に酔って吐いたらどうしよう…」
と悩んでませんか?

幼稚園によっては、乗り物酔いがひどい子供はバス遠足に参加できなかったり、保護者の付き添いが必要になったりします。

「どうして、1人で遠足に参加させちゃダメなの?」と、納得がいかないこともありますよね。

でも、そこにはちゃんと正当な理由があります。

そこで今回は、乗り物酔いがひどい子供をバス遠足に参加させるべきではない3つの理由についてご紹介していきます。

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幼稚園のバス遠足で知っておくべきこと

幼稚園の先生から、「乗り物酔いがひどいお子さんを遠足のバスに乗せることはできません」と言われたら、やっぱり「なんでうちの子だけ…」と、ちょっとムッとなってしまいますよね。

でも、ここで一度立ち止まって、引率する側、つまり、幼稚園の先生の立場になって考えてみましょう。

乗り物酔いがひどい園児をバス遠足に連れて行くと、幼稚園側は次の3つのリスクを抱えることになります。

1:車酔いをした子どもに先生がつきっきりになる

乗り物酔いをする子供をバス遠足に連れて行く最大のリスクは何だと思いますか? それは…

引率する先生の数が足りなくなる、ということです。

例えば、バスの中に園児が30人、先生が3人いるとします。

単純計算すると、先生1人が10人の子供の面倒を見ることになりますよね。

でも、もしもこの中の1人が、車酔いで吐いてしまったらどうなると思いますか?

先生は、本来面倒を見るはずだった9人の子をすべてほったらかして、1人の酔った子の世話だけをしなければならなくなります。

先生のキャパシティに限界がある

そして、もしも吐く子が増えて、3人の子が吐いてしまったら…?

3人の先生は、車酔いした3人の子供につきっきりになってしまい、残り27人が放置されることになります。

そして、この状態が先生のキャパシティの限界です。

もしも4人の子が吐いてしまったら… もう先生たちの手には負えなくなります。

耳が痛いかもしれませんが、「乗り物酔いがひどい子をバス遠足に参加させる」というのは、いわば周囲にこれだけの迷惑をかけている、ということです。

幼稚園では、このことを十分想定した上で、車酔いがひどい子供のバス遠足への参加を原則として認めていないんです。

2:車酔いは感染する

「もらいゲロ」という言葉を聞いたことはありませんか?

1人が車に酔って吐いてしまうと、その周りにいる車酔いに平気だった子も、なんだか気分が悪くなって吐いてしまう、という現象を「もらいゲロ」と呼びます。

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大人であれば、「もらいゲロはしない」と意識して気をつけることができますが、小さい子供の場合はそうはいきません。

「隣で〇〇ちゃんが吐いた!」となれば、その酔いの気持ち悪さが100パーセント伝染し、今まで何ともなかった子供たちまで、次々に「もらいゲロ」をしてしまいます。

幼稚園にとって、「車酔いのひどい子が1人いる」ということがどれほどのリスクか、お分かりいただけるかと思います。

3:吐いた子は、心の傷を負うことがある

大人はどうしても、吐いた後の「処理」や「フォロー」にばかり目が行きがちですが、車酔いの問題は、そういった物質的なことばかりではありません。

さらに深刻なのは、「車内で吐いた子供は、その後もトラウマ(心の傷)を負うことがある」ということなんです。

これはある意味では、「もらいゲロ」や「ゲロの臭い」、後始末などよりも、よっぽど深刻な問題かもしれません。

吐いた記憶がトラウマになる

子供がまだ小さくて、年少さんや保育園であれば、ゲロの思い出なんてすぐに忘れてしまいます。

でもこれが、年長さんや小学校低学年だった場合、「遠足の車内で吐いた思い出」というのは、かなり鮮烈に本人や周囲の記憶に残ります。

そのゲロがもとで、あだ名をつけられることだってあるんです。

…元はと言えば、子供の車酔いがひどいと分かっていながら、バス遠足に無理に参加させたことが原因です。

対処方法はたった2つ

車酔いがひどい子供をバス遠足に参加させるときの対処方法は、たった2つしかありません。 それは…

1.
保護者が一緒にバスに乗る

2.
現地まで保護者が自分の車で送迎する

この2つです。

どちらが良いかは幼稚園側の方針もありますので、一度幼稚園の先生と、「バス遠足の参加のさせ方」について、落ち着いて話し合われることをおすすめします!

まとめ

いかがでしたか。

今回は、車酔いがひどい子供を1人でバス遠足に参加させてはいけない3つの理由についてご紹介してきました。

1.
吐く子がいると、引率の先生が世話をしきれなくなる

2.
周囲の酔わない子供まで、「もらいゲロ」をしてしまう

3.
車内で吐いた子供は、その後も心に深い傷を負うことがある

…以上の3点です。

そのため、あなたが取るべき対処方法は、

1.
あなたが一緒に付き添ってバスに乗る

2.
あなたが現地まで車で子供を送迎する

この2つです。

遠足で一番大事なことは、子供が楽しい思い出を作ることです。

幼稚園の先生ともよく相談して、出来る限り子供の楽しい思い出づくりに協力してあげてくださいね!

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