2歳児がちょっかい!かまって欲しいアピールの正しいあしらい方
子供は2歳くらいになると「かまってほしい」アピールを始めます。
この時、親が家事や仕事などで忙しいと、ついつい…
「忙しいからあっちに行ってなさい!」なんて子供を叱ったりするものですが、これはNGです。
なぜなら、むやみに子供を叱ってしまうと、子供の成長に悪影響を及ぼす恐れがあるからです。
そこで今回は、子供が「かまってほしい」と寄ってきた時の正しいあしらい方についてご紹介していきます。
やってはいけない2つのこと
親が家事などで忙しくしているときに、子供が「かまってほしい」と寄ってきたり、話しかけてきたりすると、ついついイラッとしてしまいますよね。
ここで、親として絶対にやってはいけないことが2つあります。
それは…
・叱る
・無視する
この2つです。
子供に悪気はない
親に「かまってもらおう」と寄ってきた子供に対して、「叱る」と「無視する」、この2つは絶対にやってはいけません。
理由は明確で、子供には「悪気」がないからです。
悪気どころか、子供は大好きなお父さんとお母さんと「一緒にいたい」「かまってもらいたい」という思いから、親にちょっかいを出しています。
それなのに、親から「邪魔だからあっちへ行ってなさい!」と叱られてしまうと、子供は「親に愛されていない」と感じてしまいます。
無視は絶対にNG
また、「無視」するのもNGです。
ある意味、無視する方が叱るよりも「罪が重い」と言えます。
「叱る」は、まだ最低限のコミュニケーションともいえますが、「無視」は、そもそもコミュニケーションしないという意思表示だからです。
最も身近な存在であるはずの親に、「無視された」という経験は、子供の心に深い傷を残してしまいます。
小さな子供への3つの対処法
たとえ忙しい時に子供が寄ってきて、「うっとうしい」と感じたとしても、叱る・無視する、この2つは決してやってはいけません。
では、どのように対処すればよいのでしょうか。
次に、具体的な3つの方法を見ていきましょう。
両親のどちらかが相手をする
最も合理的な方法は…
「両親のどちらかが、必ず子供の相手をする」というように、家庭内のルールを決めておくことです。
例えば、お母さんが夕食のあと片付けをしているとします。
この時、もしもお父さんが家にいるのなら、「お母さんがお皿を洗っている間は、お父さんが子供の相手をする」と決め、なるべくお父さんが子供の相手をします。
大人が誰かしら相手をしてあげる
また、逆も同様です。
お父さんが、家で仕事などをしている場合は、「お父さんの仕事中は子供に邪魔をさせない」というルールにして、お母さんが子供の相手をするようにします。
要は、手が空いている大人が、誰かしら子供をかまってあげる、ということです。
無視はしない
ただしこの方法は、子供の両親や祖父母など、複数の大人が家にいる場合に限られます。
「家にお母さんと子供が二人っきり」というケースもありますよね。
その場合は、「最低限、無視だけはしない」と決めておくようにしましょう。
受け答えだけする
例えば…
子供が、新しいおもちゃをお母さんに自慢しに来たとします。
このときも、「1人で遊んでなさい!」なんて言って子供を退けてしまってはいけません。
たとえ、お母さんの手が離せなくて一緒に遊んであげられなくても、最低限、「言葉」で子供の相手をしてあげるようにしましょう。
「うん、そうだね、すごいね、上手にできたね」
など、何でもよいので、子供の発言に対して、何かしらポジティブな受け答えをしてあげるということです。
たったこれだけでも、子供は「お母さんにかまってもらえた」と感じます。
わずか数年の間と割り切る
「最低限の受け答えだけでも、してあげたほうがよい」
と、頭では分かっていても、家事や仕事などでバタバタしているときに小さな子供が寄ってきたら、どうしてもイラッとするものです。
そんなときは…
「子供がかまってもらいたくて寄ってくるのは、ほんの数年の間だけ」
と、考えるようにしましょう。
子供はすぐに大きくなる
実際のところ…
子供が親に「かまってほしい」なんて言って寄ってくるのは、せいぜい小学校の中学年くらいまでです。
早い子であれば、小学校に上がった時点で、もうあまり親の元へ近寄ってこなくなります。
「子供の方から来てくれるのは今だけ」
と、考えれば、なんだかとても大切な時間に思えてきませんか?
まとめ
いかがでしたか。
今回は、子供が「かまってほしい」と親にちょっかいを出してきた時の対処法についてご紹介してきました。
・叱る・無視するは、絶対にNG
・一方の親が忙しいときは別の大人が相手をしてあげる
・どうしても手が離せない場合は言葉だけでも返してあげる
・子供が寄ってくるのは小さいうちだけと割り切る
などの方法についてご紹介してきました。
大人が少しでも相手をしてあげれば、子供は「嬉しい」と感じ、素直な心を育んでいきます。
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