SNSの勉強垢の意味とは?中学生高校生の勉強垢の活用法と注意点
「勉強垢」とは、「勉強することを目的としたSNSのアカウント」を指します。
「垢」は、ツイッターやインスタグラムなど、主にSNSの「アカウント」を意味するネット用語です。
「SNSをやりながら勉強ができる」ということで、勉強垢は近年、中学生・高校生を中心に流行し、SNSの活用法の一つとして広く認知されています。
そこで今回は、SNSの「勉強垢」の効果的な活用方法、および勉強垢を利用する際の注意点などについてご紹介していきます。
勉強垢とは?
勉強垢とは、ツイッターやインスタグラムなどのSNSで、「勉強」だけを目的としたアカウントです。
通常使っているSNSのアカウントは「通常垢」と呼ばれますが、これとは別に「勉強垢」を新たに作り、勉強に関する内容を中心に更新していく… というものです。
勉強垢を活用するメリットは、大きく3つあります。
1.勉強の進度を報告
一つめは、SNSを通じて毎日の勉強の進度を報告できる、という点です。
勉強垢の、一般的なスタイルは…
・今日は、これとこれを勉強した
・今日は、参考書が何ページ進んだ
・1時間勉強しただけで、集中力が途切れてきた
というように、その日にやった勉強の内容や進度、状況などをSNSのタイムラインに投稿することです。
これが、勉強にはなかなか効果的なんです。
サボりを予防できる
こうした報告作業を日課にすることで、「今日もSNSで進度を報告しなくちゃ!」という意識が働きますから、サボりの防止につながります。
また、受験生であれば、同じ志望校の友人の報告を見て、「自分がどれぐらい進んでいるか」または「遅れているか」を把握できますから、励みになります。
2.他の勉強垢とつながる
SNSの勉強垢を作ることで、同じように勉強している友人と繋がりがもてるのも、勉強垢の大きなメリットの一つです。
プロフィール欄に、「勉強垢」「受験勉強中」「中2数学」等の勉強垢のキーワードを書いておけば、同じような勉強垢の人に見てもらえます。
そうすれば、気軽にいいねを押し合ったり、フォローし合えるのでモチベーションも上がります。
また、同じ志望校や、同じくらいの偏差値の仲間と繋がることで、互いに切磋琢磨し、勉強の孤独感を和らげられます。
3.質問できる
勉強垢の最大のメリットは、何と言っても勉強で分からなかったところをSNSのタイムラインやダイレクトメール等を通じて質問ができる、という点です。
「勉強垢です」ということを自分で名乗っているわけですから、勉強の質問もしやすくなるというわけですね。
また、勉強垢を作っているのは、中学生・高校生だけではありません。
大学生や、家庭教師、塾講師をしている人なども、「勉強を教えたい」という目的で、勉強垢を作っているケースがあります。
この場合は、かなり丁寧に教えてもらえることもあり、勉強の心強い味方だと言えます。
勉強垢を活用する時の注意点
勉強垢は、上記で見てきたように多くのメリットがありますが、同時に、勉強を「妨げてしまう」可能性もありますから注意が必要です。
では次に、勉強垢を活用する際の注意点を見ていきましょう。
インスタ映えは狙わない
SMSの勉強垢を進めていく上で、最もやってはいけないのは、「インスタ映え」を狙うことです。
具体的には…
・勉強のために入った喫茶店の写真
・息抜きに友人と遊んでいる写真
・料理やコーヒーの写真
これらをタイムラインに投稿する… などです。
もちろん、きれいな写真や楽しそうな写真が撮れれば、「いいね」はたくさん押してもらえるかもしれません。
しかし、これはまさしく「本末転倒」というやつで、インスタ映えを狙うあまり、勉強がおろそかになってしまっては何にもなりません。
これを防ぐには…
・投稿する画像は参考書とノートだけ
・インスタ映えは月2回まで
など、自分なりの「勉強垢のルール」を決めておくとよいでしょう。
適度な距離を保つ
また、SNSでつながった友人と、あまり親密になってしまうと、友人とのやり取りが楽しくて、勉強ができなくなるという危険性もあります。
また、相手が異性の場合は恋愛感情が芽生えることだってありますから、これでは何のために勉強垢を作ったのか分からなくなってしまいます。
勉強垢を使用する際は、「目的は勉強だけ」と割り切って、仲間との適度な距離を保っていく必要があります。
まとめ
今回は、SNSの「勉強垢」の意味や、活用のメリットなどについてご紹介してきました。
・毎日の勉強の進度や状況をタイムラインで報告する
・同じように勉強をしている勉強垢の人とつながり、切磋琢磨する
・勉強で分からなかったところを別の勉強垢の人に質問する
以上の3点が、勉強垢の主なメリットです。
しかし、SNSを通じて仲の良い友人や恋人ができたり、インスタ映えを狙ったりすると、肝心の勉強がおろそかになってしまう危険性があります。
その点は、くれぐれも気をつけるようにしたいものです。
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