中学の職場体験で大失敗…凹まないために知っておくべき3つのこと
「職場体験でミスをしたり、職場に迷惑をかけてしまったらどうしよう…」と、悩んでいませんか。
これは、全国の多くの中学生が、職場体験で悩んでしまうポイントの1つです。
でも、先に結論を言ってしまうと、職場体験中にやってしまった「ミス」は、その99パーセントが「気にしなくても大丈夫」です。
そこで今回は、職場体験での失敗が「全く問題ない」と言える3つの理由についてご紹介していきます。
1.職場には余力がある
1つ目の理由は、職場体験の受け入れを行っている事業所には十分な「余力」があるからです。
余力とはつまり…
「職場体験で生徒が失敗して、多少の損害が出ても、十分カバーできるくらい経営状態が良い」
ということです。
もしも職場が、毎月の資金繰りに追われていて、たった10円の損害さえも許されないような経営状態だとしたら、そもそも職場体験の生徒を受け入れたりすると思いますか?
それは、ちょっと考えにくいですよね。
そんなにも経営が苦しく余裕のない企業なら、はじめから職場体験の受け入れなんてしないはずです。
余裕があるから、受け入れる
つまり、「職場体験の生徒を毎年受け入れている」ということは、その職場には生徒を受け入れるだけの「十分な余裕がある」と見るべきなんです。
職場体験で、たとえ生徒がお店のものを壊してしまったとしても、それによってお店が大きなダメージを受けることはほぼありません。
2.「ロス」は想定内
また、普通はどんな職場であっても、「ロス」というものをきちんと計算に入れています。
賞味期限が切れた食材や調理に失敗した物、売れなくなった物などは、すべて「ロス」として勘定します。
そして、お店サイドは「これくらいのロスなら問題ない」というラインを事前にきちんと設定しています。
つまり、「職場体験の生徒が、お店の物をうっかり壊してしまう」なんていうアクシデントは、お店にとっては「想定内のロス」ってことです。
たとえお店の物を壊してしまっても…
例えば、飲食店での職場体験で、生徒がお店のお皿を割ってしまったとします。
お店はこれによって、お皿の代金(数百円?)分、損害が出ますよね。
こういうとき、真面目な生徒ほど「お店に損害を与えてしまった!どうしよう…」と凹んでしまいがちです。
でも、お店でお皿が割れるなんていうのは日常茶飯事です。
そもそも、プロの大人であっても不注意によるミスはあります。
お店がその度に損失を気にしていては、とても経営が成り立ちませんよね。
ましてや、右も左もわからない職場体験の生徒が、多少の失敗をしてしまうのは当然のことです。
もちろん、「わざと壊す」などは論外ですが、注意していてもうっかり割ってしまったのなら、お店としては十分「想定内」なので、さほど気に病む必要はありません。
3.毎年中学生を受け入れている
もしも、職場体験で、ものを壊したりミスをしてしまったとしても、恐らくそのミスは「今年初めて起きた」ものではありません。
例えば前項の例で、職場体験の生徒が、お店の食器を落として割ってしまったとします。
しかし、もしもこのお店が、毎年職場体験の生徒を受け入れているなら、「毎年誰かしらお皿を割っている」という可能性が高いです。
おそらく、お店の側も「ああ、今年の生徒も、やっぱり割ったか」くらいにしか思っていません。
生徒のミスは毎年ある
それに、もしもお店が生徒にお皿を割られて「大損害をこうむった!」と考えるのなら、その店はとっくの昔に職場体験の受け入れをやめているはずです。
それをやめないのは、そのお店にとって、職場体験の生徒が毎年何かミスをやらかすのは織り込み済みなわけです。
だからこそ、去年も今年も、職場体験の生徒を受け入れているんです。
まとめ
今回は、職場体験でのミスや失敗を「気にしなくても良い」と言える理由として…
1.職場体験を受け入れる事業所には十分な余裕がある。
2.ロスは想定内。生徒がしでかしたミスも職場はちゃんと想定している。
3.生徒が失敗するのは今年初めてではない。
以上、3つのポイントについてご紹介してきました。
むしろ、失敗を恐れずに積極的に取り組んで、仮に失敗したとしても「すぐに反省して挽回する」姿勢の方がよっぽど重要です。
また、中学の間にこうした姿勢を学ぶのは貴重な経験になります。
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