馬油とは?馬油の効果や使い方など。治療薬や美容に高い効果

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馬油

あなたは「馬油(ばあゆ)」をご存じでしょうか?

馬油は昔から、様々な民間治療薬として広く知られています。
また、食用にも使えるように副作用がないと言われており、安心して用いられてきました。

漢方を扱う病院でもアトピーやニキビのなどの治療薬としても処方されていますし、化粧品などの分野に有効活用され、広く知られるようになりました。

知っていても使ったことは無いと言う人も多いのではないでしょうか?
「どうやって使うのかよく分からない」というあなたに、馬油の簡単な使い方などをご紹介します。

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馬油とは?

馬油は読んで字の如く、馬のたてがみやその基部、また皮脂脂肪層から取り出された油のことです。
中国では漢方薬のひとつとしても使われています。

馬油は、昔から民間療法で火傷の特効薬として利用されてきました。
馬油の歴史は古く、中国では5~6世紀頃から馬油が薬用として使用されていたといわれています。

日本で馬油が知られる様になったのは、約400年前に中国大陸から渡来した唐の名僧の一人が、馬油の効用を伝えたことが始まりだと言われています。
近年になって、馬油の持つ多彩な働きが明らかになってきており、注目が集まっていますね。

馬の油である馬油は、動物性の油脂であることに違いはありませんが、本来であれば植物性の油脂に多く含まれている不飽和脂肪酸が豊富に含まれています。

不飽和脂肪酸はコレステロールの沈着を防ぐ働きを持つ脂肪酸で、人間の体内では作ることの出来ない必須脂肪酸でもあります。

馬油の効果

馬油にはどのような効果があるのでしょうか?
代表的な効果をご紹介します。

・高い浸透力
馬油は皮膚の皮下組織にまで浸透し、細胞を刺激してくれます。
馬油自体は非常にべっとりとしたものですが、肌に塗るとすぐにサラサラになります。 
これは、馬油のもつ強力な浸透力によるものです。
馬油が皮膚の隙間に浸透して細胞間に皮脂が満たされている潤った状態と同じ状態になります。
さらに、皮膚上にある油膜の影響で保温性と保湿性が高まり、血液循環を促進してくれる効果があります。

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・殺菌作用
馬油によって皮膚に薄い膜がつくられることで、細菌が皮膚に入り込むことを防ぎます。
すでに皮膚の中に入り込んでしまっている細菌を封じ込め、繁殖を抑える効果もあります。
また、馬油によって皮膚の隙間の空気が押し出され、外からの空気が入り込めなくなるため、細菌の繁殖を抑えることが出来るんです。

・炎症を沈め、熱を取り去る作用
馬は、α-リノレン酸を多く含む牧草を食しているため、馬油にもα-リノレン酸が豊富に含まれています。
α-リノレン酸は皮膚の酸化を防ぎ、炎症を沈めたり、患部の熱を速やかに取り去り、腫れや痛みを抑えたりする働きが期待されています。

馬油の使い方

馬油の効果を活かして、日々の生活に取り入れてみましょう。

・肌に塗って美肌効果を!
馬油を、ごく少量をよくのばして指でマッサージするようにして皮膚に塗ります。
馬油は良く伸びるので、ほんの少しでも大丈夫です。
血液の巡りが改善され、新陳代謝が活発になり、シワの予防やニキビ跡に効果があります。
また日焼けをしてヒリヒリする肌を保護するためにも、馬油が効果的です。
乾燥してる日などは化粧下地として少量うすく伸ばしてから化粧するとしっとり馴染みますよ。

・軽い火傷に塗りこむ
火傷をした患部に馬油を塗り、その上にガーゼを当てて水で冷やします。
患部に馬油を塗ることで、皮膚に残っている酸素を追い出し、かつ酸素の供給を断つことで、火傷の燃焼を最小限にくい止める効果があると言われています。
たっぷり塗って、むやみに触らないことが大切です。
しかし、馬油の効能は軽度の火傷に限りますので、水ぶくれがあったり、皮がすでに剥がれてしまっている場合は病院治療しましょう。

まとめ

馬油はとにかく全身どこにでも使えますし、米粒大くらいの少量で顔全体の保湿ができ、コストパフォーマンスがとても良いです。
皮膚にとっての万能油なので、家庭に一つ用意しておきたいですね!

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