子供達に大ヒット!うんこ漢字ドリルで楽しく漢字を学ばせよう!
「うんこ漢字ドリル」をご存知でしょうか。
「うんこ」に関する例文とイラストだけを集めた異色の漢字ドリルです。
普通に考えれば、まるで結びつかない「漢字の勉強」と「うんこ」ですが…
出版後、瞬く間に小学生の心を鷲掴みにし、シリーズ合計で、なんと260万部もの大ベストセラーとなりました。
ひょっとするとあなたの周囲のママ友たちも、すでにこの「うんこ漢字ドリル」を買っていて、話題に上ることもあるかもしれません。
そこで今回は、「うんこ漢字ドリルという名前は聞いたことがあるけど、子供に買ってあげようかどうか迷っている」という人のために…
うんこ漢字ドリルのおおまかな概略、そしてメリット・デメリットについてご紹介していきます。
うんこ漢字ドリルとは
うんこ漢字ドリルとは、一言で言えば…
うんこに関する例文だけで作製された漢字ドリルです。
「うんこ」のイラストがふんだんに盛り込まれ、文章はすべて「うんこに関するもの」という、とてつもなく「キワモノ」の漢字ドリルです。
例文はうんこだけ
例文としては、次のようなものです。
1年生 「田」
例文:水田(すいでん)にうんこを投げ入れる
2年生 「刀」
例文:木刀(ぼくとう)かと思ったら、うんこだった
3年生 「対」
例文:このうんこから、絶対(ぜったい)に目を離さないでください
4年生 「博」
例文:ドイツの博士(はかせ)が、うんこと話せる機械を発明した
5年生 「版」
例文:うんこファンにはたまらない本が、出版(しゅっぱん)された
6年生 「担」
例文:みんなで分担して、うんこを持ち帰ろう
などなど、読んでいてクスッと笑ってしまいそうな例文ばかりですよね。
大ヒットの理由
この「うんこ漢字ドリル」、なぜこんなにも巷で大ヒットしているのでしょうか。
理由は明確です。
それは、小学校の子供は「うんこの話」が大好きだからです。
教科書やノートには、うんこの落書きをしてみたり…
会話の途中でわざと言い間違えて、「うんこ」と言ってみたり…
あなたも子供の頃、「学級文庫」という言葉を唇を閉じずに発音させて、「学級うんこ」と言わせる…
なんていう遊びをしたことがあるのではないでしょうか。
子供達はそれくらい、「うんこ」に関する話題が大好きなんです。
「うんこ」だけがなぜヒットしたのか
このうんこ漢字ドリル、ジャンルで言えば「キャラ物のドリル」に分類されますが、このジャンル自体は昔からあったものです。
「キャラ物のドリル」と言えば、ドラえもんやピカチュウなど、イラストが掲載された漢字ドリル・計算ドリルなどが有名ですよね。
でもこれらは、知名度はあるものの「大ベストセラー」とはいいがたいものです。
ではなぜ「うんこ漢字ドリル」だけが、既存の他のキャラ物のドリルを差し置いて大ヒットを成し遂げたのでしょうか。
イメージしやすい
これはひとえに、「例文のイメージのしやすさ」にあります。
うんこ漢字ドリルの例文は…
・記念に、うんこをとっておく
・親友のうんこを見てみたい
など、面白おかしい表現とともに、子どもにとっては強烈な視覚イメージが焼き付きます。
そのため、子供は「今日はどんな漢字と例文を勉強したのか」が、鮮明に記憶に残ります。
一方、ほかのキャラ物ドリルはと言うと…
例えば、かつてケロロ軍曹の人気が全盛だった頃、「ケロロ軍曹の漢字ドリル」というものも発売されていました。
ケロロ軍曹が好きな親や子供は、これを買って漢字を勉強したのですが、その例文を見てみると…
・タママがホットケーキを食べた
・クルルがオレンジジュースを飲んだ
などなど、これらは「ケロロ軍曹でなくても可能な例文」ですよね。
ケロロ軍曹の世界観と言えば、「宇宙、地球、世界征服…」などですが、そんな例文ばかりをいくつも集めるわけにはいきませんよね。
ドラえもんや、ピカチュウなども同様です。
要は、こうした「アニメの世界観」に、すべての漢字と例文をはめ込むのは無理があるんです。
結果として、こうしたキャラ物の漢字ドリルは、「イラストや付録」に重きが置かれ、肝心の「例文と漢字を覚える」という目的がなかなか達成されにくい…というわけです。
その点、うんこであれば…
そもそも「荒唐無稽な世界観」というのが前提になっていますから、極端な話、どんな例文であっても作ることが可能なんです。
うんこ漢字ドリルのメリット
どんな例文でも作れて、なおかつシュールで面白い…
これが、うんこ漢字ドリルが爆発的にヒットした最大の理由だと考えられます。
「子供が楽しみながら勉強できる」という点から言えば、かなりの大きなメリットです。
また、友達と一緒に勉強したり、友達同士でうんこの例文を作って遊んだりもできますから、かなりの効果が期待できると言えます。
デメリットは?
うんこ漢字ドリルには、デメリットも、ないわけではありません。
それは、「例文がシュール過ぎて、生活に密着していない」という点です。
例えば、「記念にうんこをとっておきたい」という例文を覚えたとしても…
そもそも「うんこ」は記念にするものではありませんから、別途「記念ってどういう意味?」という勉強が必要になります。
まとめ
いかがでしたか。
今回は、現在子供達の間で大ヒット中の「うんこ漢字ドリル」についてご紹介してきました。
例文がシュールすぎるという指摘もあるものの、子供に漢字の勉強の「楽しさ」を教えるには最適の教材かもしれません。
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